ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

「糸川秀夫のイノベーション」を読んだ (田中猪夫著)

2024-04-22 23:12:00 | Weblog
糸川秀夫さんのことといえばペンシルロケットと60代でタイツ姿でバレーを習っている姿ぐらいだったが読み始めると興奮した。中島飛行機時代に戦闘機の設計をしていた。それも隼、鍾馗などの名機と言われた戦闘機だった。戦後は脳波記録装置、麻酔深度計、音響学の研究、名器ストラディバリウス級のバイオリンの製作、1番は国産ロケットの開発と発展の礎を築いたことだ。
現在の戦争で使われている誘導弾と同じような研究が戦争末期に行われていた、ソニーの井深大、盛田昭夫もいた、事の良し悪しは別にして優秀な技術者だった。読後に気付いたのは技術者一辺倒の技術開発ではなくて人間を重視した創造性組織工学の提唱の素晴らしさだった。