ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

ベルレーヌ詩集

2014-01-13 11:45:33 | Weblog


お正月の楽しみに図書館で4冊本を借りだした。
その一冊がベルレーヌ詩集だった。
中学の国語の教科書で上田敏の訳詩集
海潮音を読んだことがあったように思う。
音読すると、言葉の響きが心にしみいるようで
ただいいな、と思った。
借りているこの詩集を開くと、はじめのところに
詩編1とあって、上田敏と永井荷風の訳詞がある。
そこに 上田敏の海潮音よりの “落葉”が出ていた
秋の日の ヴィオロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し。
鐘のおとに 胸ふたぎ 色かえて 涙ぐむ 過ぎし日の おもひでや。
げにわれは うらぶれて さだめなく とび散らふ 落葉かな。
口ずさむと、秋の日のベルレーヌの心境になったような気持ちになる。