昔の船にはこのような、一見水を切って進むには具合が悪そうなこぶ状のものは付いていなかった。どの船を見てもスパット水を左右に分けて進んでいく鋭い形状の恰好のいいスタイルだった。確かにこの形はよくないし素人目にも船の推進を邪魔しているように見える。しかしこの形状が推進力を高めエネルギー効率を上げている、というのだ。私の記憶では、日本の経済活動が活発になって石油の輸送が超大型タンカーに変わる時代に石川島播磨重工の真藤恒さんらが考え出された、と思っていた。ところがこの記事を書きながら球状船首のことをもう一度調べていると、“原始人とあそぶ”というブログで既に戦艦大和の船首に使われていたという記事に遭遇しました。真藤さんらは超大型タンカーを建造するにあったって、戦艦大和建造の技術を取り入れたのだった。この事を知って今更ながら日本の造船技術の素晴らしさに感動です。
一寸心配なのは、現在画期的な造船技術が開発されているのかどうかという事です。私の目の前で流れ作業で建造されている様子からは一向にそのような技術のことなど考えいるようには見えません。ただただ経済だけのようです。先人は偉かったではいけません。未来の人にそのように云ってもらわなくては。
一寸心配なのは、現在画期的な造船技術が開発されているのかどうかという事です。私の目の前で流れ作業で建造されている様子からは一向にそのような技術のことなど考えいるようには見えません。ただただ経済だけのようです。先人は偉かったではいけません。未来の人にそのように云ってもらわなくては。