ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

闖入者

2006-11-19 18:22:23 | Weblog
果てしない宇宙から還って来たメダカの子孫を飼っている。何代目になるのかは分らない。彼等の世界は直径40センチで高さも40センチ程の瓶の中だ。そこが全ての世界だ。そこへ突然蜂が飛び込んだ。メダカが吃驚したかどうかは定かではない。蜂の方は水に突っ込んで慌てふためいていた。羽ばたけば直ぐに飛び出せると思ったけれど、それが中々飛び立てない。弱っているようにも見えないのだけれど、羽をぶんぶん動かせても自分の体が空中へ浮き上がらない。何かの弾みで水に落ちて気が動転してしまって訳が分らなくなったのかも知れない。我々にはよくある事だが、蜂にもそのような事が起こったのかも知れない。水の中に居るメダカは水面でもがいている蜂のことなど別の世界の出来事として、悠然と泳いでいた。