タバコをすって老け顔に!

2008-04-03 20:30:37 | Weblog
タバコで肺気腫になるのは御存知かと。肺気腫とは、肺がのびきったパンツのゴムのようになって、息がはけなくなった状態のことだ。元気な肺は横隔膜に引っ張られて下へひろがり、横隔膜がゆるむとゴムのように自分の力で小さくちぢみながら息を吐く仕組みになっている。
ゴムのはたらきをするのは、コラーゲンの規則正しく並んだ繊維の束だ。繊維のまわりには、繊維を処分する酵素トリプシンと、それを監視抑制する`アンチ`トリプシンがあるが、タバコは`アンチ`トリプシンを弱らせてトリプシンを暴走させてしまう。
そして規則正しく並んだコラーゲンはズタズタにこわされ、そのあと、でたらめにつながるので、ゴム弾力がなくなってしまう。
顔のコラーゲンも、おなじようにタバコで、ゴム弾力がなくなってしまうということだ。そして、つっぱって、こじわが........


科学的調査によると、1年に50箱以上すう人は、5倍しわ顔になりやすい。
(1.0-22.6倍、p=0.05 、132名)Annals of Internal Medicine 1991;114(10):840
(年令、日光にあたった量を考慮して調整しても男性は統計的有意、女性では統計的傾向がみられた。)


他参考
Harrison Internal Medicine 14thed
Lancet 2001;358:330
Dermatology 2003;206:189

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