笛を吹く飛天
先日よりまるまるさんから東山町にあるファミリーマートのそばの迎橋(むかえばし)のオブジェについてコメントをいただいておりましたが、その後二十五菩薩像をモチーフに作られたオブジェであると投稿がありました。
幽玄洞でも調べましたので報告したいと思います。
まず東山町松川には二十五菩薩堂という史跡があり、阿弥陀如来と二十五菩薩像が祀られてあります。
「石と賢治のミュージアム 太陽と風の家」の館長さんの話によると人が亡くなるときに二十五の菩薩様がお迎えに来るが、その菩薩様が音楽を奏でながら極楽浄土に連れて行ってくれると信じられていた。その中に飛天も含まれていて、その飛天をイメージし沖村正康さんという方が作ったということです。
東山町に来た人を迎えるという意味から迎橋と名付けられたこの橋やオブジェもストーリーがあったんですね。
二十五菩薩像ですが、ほとんどの菩薩像は頭が無く両腕も無いものも多いですが、平安末期の作で彫刻してあるのは京都の即成院とここだけといわれていて、原形をとどめていれば国宝級なのだそうです。
現在、二十五菩薩像は仙台、福岡、東京など全国の展覧会で展示されているということで、松川にはないとのこと。戻ってくるのは春先になるようです。
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