(最勝王経云く)
悪人を愛敬し 善人を治罰するに由るが故に
他方の怨賊来り 国人喪乱に遭わん 等云々、
(大集経に云く)
若し復諸の刹利国王・諸の非法を作し
世尊の声聞の弟子を悩乱し
若しは以って毀罵し刀杖もて 打斫し
及び衣鉢種種の資具を奪い
若しは他の給施に留難を作す者有らば、
我等彼をして
自然に卒かに他方の怨賊を起こさしめ、
及び自の国土にも亦
兵起・飢饉・非時風雨・闘諍言訟せしめ、
又其の王久しからずして 復当に
己が国を亡失すべからしむ
云々、
(真言見聞)
日蓮☆
病膏肓に入る。
自身が軽んじられることには
人一倍敏感でありながら、
人を利用し・軽んじ・切り捨てることを
躊躇わない・・。
仏が最も嫌う憎上慢。
諸の悪人にも増して、二乗が尚成仏に遠いと戒められている由、
肝に銘じたい。
甲越和親堅約辰、
黄金媒介訟神恨。
倍臣屠尽平安国、
可惜家名換万鈞。
甲越和親堅約の辰 黄金の媒介 神恨に訟う
佞臣屠り尽くす 平安の国
惜しむべし 家名を万金に換うるを
薄恥をかくはものかはなべて
世の寂滅するも金の所行よ
御宿監物入道
金は奴隷となるか
さもなくば主人とならん
カネによりてもたらされし
忠実さは
カネによりて裏切られる
セネカ☆
人をもわずらわさず、我が心もなをしく、
我とはげみて善根をして候も、仏にならぬ事もあり。
いはく、よきたねをあしき田にうえぬれば、
たねだにもなき上、かへりて損となる。
まことの心なれども、供養せらるる人だにもあ(悪)しければ
功徳とならず、かへりて悪道におつる事候。
(窪尼御前御返事)
日蓮
全ての選択は必然であり、
予め割り当てられた役割を全うするための
布石ではないだろうか。
かなしまじ 悦びもせじ とにかくに
終には覚むる 夢の世の中
家光☆
被害者意識は、人を自己責任の感覚から遠ざける。
華やかであっても 底の浅い生活を追い求めるか、
たとえ劫制力下にあり努力が実を結ばずとも、
愚直に懸命にもがく道を取るか。
覚悟に勝る 決断なし。
人が・社会が・本来あるべき姿を見失ってしまったなら、
人為的に創出させた一時的な現象に囚われず、
本来あるべき正しき道に立ち返れば良い。
正しくあれば 蘇生する。それが、宇宙の妙なる力。
浅き罪ならば
我よりゆるして
功徳を得さすべし。
重きあやまちならば、
信心をはげまして
消滅さすべし。
(阿仏房御前御返事)
悪積もれば地獄となる。
善積れば仏となる
(南条殿女房御返事)
日蓮☆
自分に打ち勝つことは
勝利のうち最大のものである
(プラトン)
逆運に 勇ましき胸を向けよ
(ホラティウス)
人間は
負けるようにはつくられていない。
殺されることはあっても、負けはしない。
(へミングウェイ)
何者が自由なりや。
それは自己を節制しうる賢者なり
(ホラティウス)
Thank you!