お一人ランチは、日本橋、あなご専門店の「玉ゐ」 本店。
場所は、日本橋高島屋の裏あたりの位置になります。
木造二階建ての情趣に富む一軒家は、お店のHPによると「昭和二十八年
終戦を迎えてまもなく酒屋として建てられた日本家屋である。」とのこと。
ですが、同店のオープンは2005年。レトロな日本家屋を改装し、
老舗風を演出といった感じなのでしょうか。
お昼どきは行列のできるお店として有名ですので、平日、11時開店と同時に
なだれ込みました。
内装は茶を基調とした古民家風で、小ぢんまりしています。
入り口から、左側は壁に向かう形のカウンター席、右側はテーブル席。
奥に進み数段上がると、そこもテーブル席になっています。
先客は2名様のみ。一人ですので、カウンターいいですか?とうかがったところ
奥にどうぞとのことでした。写真は奥のテーブル席になります。
予め、お品書きが置かれていました。 評判の良い、箱めしをいただきましょう。
使用されている穴子はすべて天然物とのこと。
小箱・・・穴子が1本
中箱・・・穴子が2本
大箱・・・穴子が3本と、ご飯の量は増えないらしいのですが、枚数に違い有り。
また、中箱、大箱は穴子の仕上げを煮上げと焼上げで合いのせすることが可能。
煮上げは、ふんわりとしたあなごの柔らかさを楽しみたい方へ。
焼上げは、香ばしい焼きあなごの風味を楽しみたい方へ。 おすすめのようです。
う~~ん。 小箱と中箱の差額は1200円かぁ。
ちょっと平日のランチには厳しい値段だなぁ。 後ろ髪をひかれながら小箱を注文。
ランチサービスでは、ご飯の量を無料で大盛りにできます。 せめてもの救いじゃ。
小箱(香の物、お椀付)@1600
小箱だと、穴子の仕上げを、煮上げか焼上げのいずれか選ばなくてはいけません。
これって難問。 迷ったあげくにふんわりとした食感を求め煮上げにしました。
せっかくなので、穴子のお出し@200もつけていただいてます。
薬味は、葱・山葵・胡麻。卓上には山椒も用意されています。
この他、別皿の小さいおろし金には柚子の皮がすられてます。
ハケを使って柚子の香りをつけてください。という説明がありました。
香の物は、しば漬け、たまねぎの漬物。 お椀は生海苔の味噌汁。
穴子の肝の煮つけがのっています。
お店の方からも説明があったのですが、メニューにも美味しい召し上がり方が
載っていました。
まずは、1.仕上げを選び~の、2.山葵をのせ~の
3.薬味使い~の、4.お出しかけ~の
つまりは、ひつまぶしのように3種類の味を楽しめるようになっています。
このため、穴子のお出しも別料金でしたが、注文しました。
お茶碗に盛りましょう。
ご飯の上には刻み海苔と大葉、その上にふっく~ら穴子の煮上げがのっています。
ご飯と穴子に挟まれた海苔と大葉、心憎いわ~。
山椒、胡麻、葱で~。 煮上げはのタレは想像していたほど甘ったるさはなく
比較的あっさりとしています。ふっくら煮上げはデリケートな食感
下手な鰻はすっ飛んでいきそうです。
薬味でガンガン食べていたのですが、思い出した。 お出汁!!
運ばれてきた段階では、急須の中に出汁は入ってないので頃合をみて
声をかけました。熱々のお出汁が、お店の方のポットから急須に移されます。
山葵をのせて、あなごの焼骨でとった特製出汁をかけたお茶漬けです。
出汁の塩加減はよく、穴子からの脂とタレともうまく馴染み、ふんわりとした
穴子の食感を楽しみながらサラリといただくことができました。
出汁が美味しかったので、ご飯を食べ終わったあとに、この出汁のみを
飲んでみたのですが、これだけだと少々癖があります。
やはり穴子の脂とタレと一つになって、はじめて開花するものなのかな。
接客は、多少雑な面もみられますが、これからに期待したいと思います。
ご馳走さまでした~。お会計は1800円なり。
次回は、日本橋室町店で焼き上げを注文してみましょう。
日本橋 玉ゐ(たまい)
〒103-0027 東京都中央区日本橋2-9-9
TEL 03-3272-3227
営業時間/ 月~金 11:00~14:00 17:00~21:30(LO.21:00)
土・日・祝 11:30~15:00 16:30~20:30(LO.20:00)
定休日/ 無休