台湾客家料理「新竹」 (タイワンハッカリョウリ・シンチク)再訪。
某日はテーブル席の一部を利用した宴会仕様。
菜單の用意はなく、この時期にしかいただけない台湾の緑竹筍をテーマに新竹地方の
特産品や客家料理で構成を組むという事前情報以外、詳細な内容はわからない
ミステリーなお楽しみ会食でありますが、結果、提供料理は13品。
大皿で供され、サーブ時にも特に説明はありませんでしたから、
料理名など正確さに欠けるかもしれません。
また、以前記したものと同じ料理については、その細かい記録を省きます。
台湾豆腐細切りの和え物
辣油でパンチを効かせたピリ辛風味。
豚耳
台湾豆腐の和え物同様、こちらもピリ辛味で酒の肴に丁度良し。
香腸(台湾ソーセージ)
香腸は噛みしめるほどに中華スパイスの風味が広がる甘めの味わい。
お好みですが、サイドに添えられたネギとニンニクを合わせて。
皮蛋
醤油味ベースのたれがけピータン。ネギを薬味に。
塩茹でピーナッツ
ホクホクと素朴な美味しさで隅におけない心憎い味。
地味ですが、どの料理に対しても邪魔をしない優しい存在なのであります。
鴨の燻製
スモーク香が食欲を焚き付ける台湾あひるの燻製揚げ。
噛むとじゅわっと溢れ出る旨みの肉汁に瞬殺で心を奪われました。
付け合わせのネギにもしっかり塩胡椒を効かせ、その塩梅も良く、味の輪郭はくっきり。
肉のしっとり加減と薫香、調味のバランスに優れ、ズバぬけた美味しさにメロメロです。
水餃子
ニンニクと唐辛子入りのたれがセット。もちっと感のある皮は
手作りの魅力にあふれ、肉餡との一体感もこなれていて、ことのほかナチュラル。
中国の餃子を根底に感じる確かな味わいです。
緑竹筍
えぐみのないフレッシュなタケノコと軽やかな甘みの台湾マヨネーズは鉄板の相性。
ジューシーでまるで果物を食べているような錯覚さえ起こす緑竹筍は
シーズン必食の旬グルメです。
海老の炒め
ネギ、ニンニク、唐辛子、塩胡椒もきっちりのおかず味。
スルメ、セロリと豚肉の炒め
客家小炒。醤油味ベースに調味は海老の炒めとさほど変わらないように思えるのですが、
戻したスルメの旨みが味の膨らみとなり大活躍。
家庭的なおかず味にあって、きらりと光る存在です。
台湾高菜と豚バラ醤油煮(梅菜扣肉)
色味はしょっぱそうだけれど、全然大丈夫。以前いただいときと印象は全く変わらず、
味の染みこんだ柔らかい豚バラ肉と熟成した梅菜の風味がたまらなく旨い。
白鳳菜の炒め
台湾の民間薬草で炎症を抑える効能が期待できるらしい。
生姜と一緒に炒めていますが、表面に産毛のようなものがあるため、ざらっとした食感で
ほろ苦さも含め、マジ薬草って感じの味。ちょっと私は苦手かも(汗)。
新竹ビーフン炒め(炒米粉)
「新竹」名産の米粉がどっさり。
以前2人で食べたときは具もたっぷりだったけれど、宴会仕様かな。
“干し”が味の決め手で、極細のビーフンにしっくりと馴染む懐の深い美味さ。
昔の自分の記録風に残すと
《本日の私のお気に入り》
・鴨の燻製 ・緑竹筍 ・梅菜扣肉(台湾高菜と豚バラ醤油煮)
・炒米粉(新竹ビーフン炒め)
久しぶりに食べれて大満足 今回も幹事さんのご尽力に感謝いたします。
台湾客家料理 新竹 (タイワンハッカリョウリ・シンチク)
東京都台東区台東3-14-9 水野ビル1F
TEL 03-5688-1388
営業時間/ 平日 11:30~14:00 17:00~22:00
土 17:00~22:00
定休日 日曜・祝日