中国料理「梅林」
場所は五反田駅東口の歓楽街の外れに立地。
創業は1968年という老舗格のお店であり、焼きそばの有名店です。
先日店の前をとおり、ちらりと中の様子をうかがうと、白いクロスの上に透明ビニールを
かけたノスタルジックな雰囲気に心射抜かれました。
そのときは満席状態だったので諦めましたが、後日予約のうえ週末の夜に訪問。
電話をかけてくれた連れ(寝太郎さん)の話だと、2階の座敷席は相席必至のようで
リザーブされていたのは1階の4人掛けテーブル席です。
お座敷中華も趣があって素敵だろうけれど、気兼ねなくを優先し、テーブル席を
リクエストしてくれたみたいね。
白衣を着用した店のおばさんに声をかけ、連れの待つ席へ着座。
卓上調味料:有り(醤油、酢、辣油、ミニパックのからし、餃子のたれ)
その他:爪楊枝
テーブル・セッティングは私の到着遅れにより、入店時の状態ではないため省略。
ドリンクは、キリン一番搾り(中ビン)@520×2からスタートして、
リーズナブルな古越龍山(金龍)5年ボトル@2,000×2を注文。
料理はグランドメニューからのアラカルトチョイスですが、サイズがあり
小を選べるのは、2名利用に有り難いと思います。
えび天ぷら(小)@820
山椒塩がセット。このお塩は食卓塩のようで、昭和の機微を感じます。
どっさりつけると塩辛いのでちょいつけ程度で。
衣は黄色みがかった卵入りタイプ。
えびは開かれ厚みはありませんが、ふわっとしてさっくり。おつまみには丁度良し。
皮つき豚肉煮込み(東坡肉)(小)@880
さらり系のソースは和と洋のエッセンスが組み合わさった風にも感じられ
味は濃厚なのですが、継ぎ足したような深いコクがあり肉はとろんとろん。
白菜のクリーム煮(小)@620
色味はクリームイエローでエバミルク的な甘さ。ちょっと私の昭和史から脱線。
肉上海焼きそば@850
具材は、肉、キャベツ、モヤシ、ニンジン。
ぱっと見は、もうちょっと身なり整えておいでよ、と言いたくなるような
屋台風散らかりビジュアルで、決してべっぴんさんとは言えないのだけれど、
ボソっとした細麺に、醤油味がほんのりと甘くて、オモチャっぽい味わい。
この味、香港の街場の焼きそばに通じるものがあり大いに気に入りました。
ボリュームもありましたが2人ががりなら無問題!奪い合うようにして完食です。
会計は1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)
焼きそばは16種類という豊富なラインナップ。
今回は店の人気のソース焼きそば群を外し、肉上海焼きそばを選びましたが、
麺と油、粗野な具材とのバランスも妙妙で、焼きそばを主力に戦うお店の底力を
垣間見た気がします。これは強い武器だわ。ぜひ、ほかの焼きそばも食べてみたい。
梅林 (メイリン)
東京都品川区東五反田1-24-1
TEL 050-5869-4815
営業時間/月~土 11:00~22:00 祝 11:00~21:00
定休日 日曜日 -店舗情報「食べログ」より-