中国料理 「煌蘭」(コウラン) 川崎店。
最寄り駅は、JR川崎駅東口。さいか屋川崎8F。
※老舗百貨店「さいか屋」さんは、2015年5月末で閉店するそうです。
HPによると当店は、レストランを運営する株式会社コミュニティフーズの経営で、
百貨店内のエスカレーターを8階で降りて、すぐ右手に出店している。
店内奥に続く廊下を歩くと、正面に待機しているスタッフさんから
「いらっしゃいませ」と声掛けを受ける。
1人の旨を伝え案内されたのは、左手に曲がりすぐ右の、扉のある部屋。
「天水」といった札がついていたように思うが、定かではない。
この空間には、円卓や角テーブルが配置され、利用は2人掛けのテーブル席で、
私と同様、一人飯の先客も多く見られた。
「さいか屋」さん自体が古いこともあり、天井は低く、構造上窓がないので、やや閉塞感を受ける。
また、店内は落ち着いて食事ができるよう、照明の明るさを抑えているのかもしれない。
全体が暗いイメージだ。
しかし、当店を愛して止まぬ、熱烈な常連さんは多い。
私の想像にすぎないが、「さいか屋」さんで買い物をして、当店で昼をいただくのを
日課としている地元の顧客を掴んでいるのだろう。
この日も、並びに座る高齢の一人客それぞれが店の常連さんらしく、スタッフさんと
自然な日常会話を交わしていた。
ビニールクロスをかけた卓上には、醤油、酢、爪楊枝、紙ナプキン。
着座後に、使い捨て紙おしぼり、ロゴ入り箸袋に入った割り箸が置かれ、メニューを渡された。
日替わりやセットでもランチの用意はあるが、単品で注文を済ますと、
次いで、ティーポット(茶葉なし)でジャスミン茶のサービスがあった。
海鮮湯麺(海鮮スープそば)@1,290
受け皿付きでの提供。サーブ時には、白胡椒がセット。
具材は、海老、イカ、ホタテ、タケノコ、干しシイタケ、フクロタケ、チンゲン菜。
麺は中太で断面の四角い縮れタイプ。スープは塩味仕立て。
具材を、一つずつ攻略し、その合間に麺を啜る。
昭和の味を継承しているので、ある種の安心感をもっていただける。
周りを見ても、客層は総じて年齢が高いが、その理由も分かったような気がした。
食後は、卓上に置かれた伝票を持って、レジまで。
会計を済ませると、次回の食事に利用できる「喫茶券」をいただいた。
余計なお世話だが、「さいか屋」さん閉店後、当店はどうなってしまうのだろう。
隣に座っていた常連と思われる高齢の女性が、家で待つご主人のために
別注文で焼きそばをテイクアウトし、にこにこと嬉しそうに帰られる姿をみて、そう思った。
煌蘭(コウラン) 川崎店
神奈川県川崎市川崎区小川町1-1 さいか屋川崎 8F
TEL 044-245-0018
営業時間/11:00~22:00
定休日 不定休
※ランチ満足度数は、3.3~5.0