熊子通信

「生かして頂いてありがとう御座位ます」 最強の祝詞です。
by伊勢白山道リーマンさんより

山に咲いていた花たち

2005年06月11日 | 思うままの雑記
 今年は、春の訪れが、少しばかり遅く、そして、低温も続いているために、
山に咲く花の命が長いと思います。その中で、いまだに綺麗に咲きつづける
花たちを、ご紹介です。

<オオバナノエンレイソウ 別名:雨降り牡丹> ユリ科 多年草 
高さは30~40センチとおおきな花です。大花延齢草と書き、花の大きさは、
私の手のひらサイズのものもあります。
エンレイソウには5種類あり、道内には4種類生息しているそうです。
ヒダカエンレイソウは赤い花が咲き、コジマエンレイソウは茶色の花が咲く
そうです。私は、このオオバナノエンレイソウしか見たことがありません。
大好きな花なので、3枚掲載です。


下の写真左から、
<エゾオオサクラソウ> サクラソウ科 多年草
高さが15~30センチあり、道路から山の斜面を覗くと咲いていました。
目にしたのは初めてで、可愛いなと思いました。仕事の途中でしたが、服装なんて
構わずに、山の斜面に登り、パシャリ。

<ハルザキヤマガラシ> アブラナ科 多年草
高さは70センチにもなります。名前を知らないときは、アブラナと言っていました。
春咲山芥子と書きます。いま盛んに咲き出し、地面に咲くタンポポと競うように、
野原を彩っています。芥(辛)子というからには、辛いのかは確かめていません。
花瓶に挿すと、菊の花の香りが部屋一杯になります。

<エゾエンゴサク> ケシ科 多年草
高さは15~20センチで、他の草が大きくなる前は、色が可愛く目立ちますが、
いまは、よく捜さないと隠れて見えません。蝦夷延胡索と書きます。
昔は食用にし、茎根を乾燥させて、鎮痛剤に使ったそうです。群生していると
思わず、その可愛さに足を止めますよ。


下の左写真から、
<アズマイチゲ> キンポウゲ科 多年草
高さは15~20センチでこん盛りと咲いていました。どこで出会ったか、実はね
春の山菜のコゴミを収穫していて、ヒラヒラと白い花が揺れていました。
見たのは初めてで、本を眺めて、皆さんに聞いて、アズマイチゲと解りました。
写真では知っていましたが、こんなに小さく可憐とは思わなかった。
東一華と書くそうです。

<ニリンソウ> キンポウゲ科 多年草
オオバナノエンレイソウの側に必ず咲いていました。今年は、このニリンソウの
葉をフクベラと言って、山菜にして食べていることを知り、ビックリでした。
ほいどの熊は勿論食べました。味はミズナのような味で、さっぱりとして美味しい。
二輪草と書きます。

<イワキンバイ> バラ科 多年草
高さは10~20センチ、山の斜面に咲いていました。この花も初めて見ましたから、
本を見て、みなさんに聞いて、様々な花の名前が上がりましたが、イワキンバイで
間違いはないようですが、ちょっと自信はありません。岩金梅と書きます。


 いかがでしたか?
熊子らしい、欲張り編集で、最後まで読まれた方は疲れましたか?
待ちに待った花咲く季節。そして、北海道は一斉に各種様々な花が咲いています。
あのネコデコ畑にも咲いてきました。ほんの短い花の季節ですから、しばらくは、
熊子の花の写真と付き合ってね。


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19 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いろいろな花たち (ラベンダーK)
2005-06-11 18:06:34
それぞれの花たち、漢字ではそう書くのかと関心。

関東地方は梅雨入りしたけど北海道はまだまだ春の花たちですね

熊子さんの花の写真を楽しみにしています 
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お花きれいです… (小熊のトモーシャ)
2005-06-11 19:10:27
強くたくましく咲く花たちなんですね。

小さく片寄せあいながら花を咲かせている姿に、目を細めてしまいます。

これからの季節、色を変えながら咲く花たちの紹介を楽しみにしています。



熊子姉さんの繊細で優しいその視線が大好きです

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高山植物みたい (さとぬし)
2005-06-11 20:50:14
どの花も、鼻をこすり付けて見て居たいようなものばかりですね。

これらが群生しているとさぞや、

見栄えがして離れたくなくなって来るんじゃないですかね。

お花の似合う熊さんも素敵ですね。
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はな・ハナ・花 (酔歩)
2005-06-11 23:15:38
欲張り編集と簡単に仰いますが、編集にそれだけ手間暇をかけておられるのには頭が下がります。

根気の無い私なら最低でも2回分に分けて掲載しているでしょう。

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延齢草 (polo181)
2005-06-11 23:26:46
熊子さん、こんばんは。私は延齢草が最も好きです。これを食すれば、多少は寿命が延びるのだろうか。きっと薬効があるに違いない。どこにでもありそうな姿形だから、今度八ヶ岳へ行ったら探してみよう。実際、私は若いときに実利的なことしか考えなかったから、花鳥風月には弱い。今にして、情けないが、もう遅い。
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ラベンダーKさんへ (熊子)
2005-06-11 23:33:32
実は漢字は専門書を片手にして、私も初めて解りました。いままでは、俗称、通称で済ませてきましたが、いまさらながら、花には属と科があり、ご紹介するなら、きちんと記載と、この道の先輩から学んだの。元来、細かいことを省く癖があり、それがこだわらない良さ、なんて思っていたけれど、知れば知るほど楽しい時間になって、老化現象防止になっています。

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小熊のトモーシャちゃんへ (熊子)
2005-06-11 23:37:32
そう、花は逞しい。咲いているときは、どの花も凛として美しい。どんな雨にも風にも負けないで咲きつづける花は素晴らしい。トモちゃん花も、凛として美しいよ。いつまでも輝いて行ってね。
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主様へ (熊子)
2005-06-11 23:46:09
時には、花より団子熊ですが、待って待って待っていた花の季節到来です。カメラスキルの限界もありますが、実はカメラを買ったのです。そうなったら、うずうずして、急いでピンボケクラブを脱出作戦。どうしても白飛びした花を再度と道端にかがみ込み、藪に入り込み、花に鼻を近づけて、パシャリ。ブーン、ブーンと蜂さん、アブさん、こんにちは、をしながら、連日挑戦しました。カメラが違うだけで、いい写りもあり、腕より機械か…と、メデカルライフも納得です。

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酔歩さまへ (熊母)
2005-06-12 00:11:19
うんうん、投稿してからね、こりゃー、三日分だわと反省でした。でも出しちゃった(笑)。今咲いている花々をやっぱり今出したくて、そして、記録として、きちんと整理したかったの。そしてね、花の本を見ながら、確かめながら、今度会ったら名前を呼ぶからねと、頭の活力源にしていきたい。高い山や山奥には行けないけれど、道端で、山の斜面で、野原で、ネコデコで、出会った植物紹介をしていきますね。そして、酔歩さまに、ひとつ謝ります。イタドリと教えたあの草?は、別物でした。イタドリは今度掲載します。ジャムやサラダに活用は正しいけれど、違うものです。あの草?に花が咲いたら正しく判明しますので、この場をかりて、あやまります。
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polo181さんへ (熊子)
2005-06-12 00:19:43
もう接していますよ。あんなに花のフォトが素敵ではないですか。仕事を持っていると、どうして目にも心にも余裕が出ませんが、私は今の職場環境になり、本当に自然が身近で感謝です。そして、自分がこんなに植物に近づけるとは思ってもみませんでした。どこまで進めるかな。心配でもあり、楽しみでもあります。エンレイソウ、綺麗です。この花を眺めると、ホッとします。
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