クシロハナシノブは超貴重植物の一つとして、環境省のレッドデータプランツの
絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されていると、ぶちょうほう様から教えてもらいました。
※(20年後の絶滅確率が20%超)
この花が私のネコデコに来たのは、今から6年前でした。人並みに土に触り始め、
花を育てることに懸命になっている頃に、知り合いの奥様から貰いました。
咲いてビックリ、とても綺麗で凛として、ご近所の花好きさんたちの注目の的に。
名前は、その一人から聞き、湿原に咲いている花と知りました。
毎年、花後に種ができ、それを採取して、友人のために増やしていました。
元株も年々大きくなり、多年草です。蒔いた種からは、必ず新しい芽が出て、冷たい
氷の下でも元気に成長し、親株に負けない勢いで成長し花を咲かせてくれます。
私の大好きな花であり、毎年咲くのを心待ちしていました。
この度、ぶちょうほう様から絶滅種と知らされて、唖然呆然とし、ショックでした。
もとはカラフトに咲く花で、釧路では湿地帯に咲き、色や花の大きさが変わって、
クシロハナシノブとなったと聞きましたが、詳細は、はっきりしません。
見た通り、美しい花のために、どんどん盗掘されて、湿原では、めったに見かけ
なくなり、反対に、各家庭の庭に、当たり前のように咲く花となってしまいました。
知らなかったとは言え、私は心が痛みます。
そして、下の花は、シロハナシノブです。クシロハナシノブに似た花で、数年前に
ネットで山野草園を知り、本州のハナシノブですが、購入し育てました。
もしかして、シロハナシノブも貴重種となり、自生のものは消えつつあるので
しょうか。似非愛好家という表現も知りました。まさに、私なのでしょうか。
心が痛みながらも、厳しい冬を乗り越えて、咲いてくれてた、クシロハナシノブと、
シロハナシノブです。みなさんの、ご批判を受ける覚悟で、掲載しました。
真剣に真正面から記した日記ですよね。
詳しいことは分かりませんがどうしたのでしょう。
クシロハナシノブ、確かに何か神秘的な印象の花ですね。ブルーの花はなんとなくヒマラヤのイメージさえ漂ってきます。
さまざまな見方はあるでしょうが、野から掘り出した花ではないのですから、美しい花は素直に美しい、そして愛情をもって育てる、それでいいと思います。
それにしても似非とはショッキングな言葉ですね。
私にはよく理解ができません。
熊子さん、めげることはないと思いますよ。
食料で例えると人工栽培(養殖)ができるようになって手に入りやすくなったキノコ類や鮭・ふぐ・うなぎ・えび等の魚類というところでしょうか?
最近は高価なクロマグロの完全養殖も実現したとか・・・。
パンダやコウノトリなどの動物もそうですね。
変な例えですが熊子さんのように大切に育てて増やし、人間が手助けして増えるのであれば良いのではないでしょうか?
問題なのは商売の為に根こそぎ採取したり、育てる気もないのにただ摘むだけという人達ではないかな。
私の場合は山で綺麗な花をみても摘んで家に持って帰ってまで育てようとする気持ちが起こらないのです。
枯れさしてしまうのは可哀想ですし面倒な事は嫌いですから・・・。
これが絶滅危惧植物と感じない生物が身近に存在しているという環境も特殊なのではないでしょうか?
大阪ではとても考えられない事例です。
それより何より、何ときれいな青い色の花であることよ。
これだけきれいな青色花を見たことがありません。
花後に種ができるそうですから、どんどん増やして
釧路を青花いっぱいにして下さい。
手持ちの中から今時の青い花を探しました。
「アガパンサス」(多重露出)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/98/7422782cc273bbf02a46bdb610ba7a81.jpg
目で見て愛でる心を養う。自然を守る心を教えてくれたのも、ブログを通じてです。恥ずかしさを通り過ぎ、守る心を広めたい、そんな気持ちに切り替えてもらったのも、みなさんのお陰です。
どこの庭にでも植えられている、エゾムラサキツツジもRDBに記載されています。
オオカミが絶滅したからといって犬を飼っている人が、気を病まないように、園芸種は野生とは違いますから、花を咲かせるとことを楽しみにしていればいいと思います。
山野草店で山取り品とか書いてあるのを、喜んで買ってる/売ってる人は論外ですが。
我が家にも、知らず知らずのうちに住み込んでいる、危惧、稀有種の草たちが何種かあります。
需要があるから、供給側は盗掘、採集をするので、市場経済社会の姿なのでしょう。結局、自分さえよければ社会・・・書いている自分もどうか?・・・の為せる技でしょう。
私も50年程方々山を歩いて来ましたが、今の山は遊園地を歩いてる感がなきにしもで、ロープが張られ、柵が立てられ、板張りの通路で近くで山野草が観察できない。・・・それをしなかったら、踏み固められ、千切られ、掘り採られてしまうから。・・・さみしいです。
今日、載せた「フウラン」も枯れそうになっていたのを・・・捨てられる寸前・・・買って育てたものです。
房総半島にも、貴重な日本蘭が多く自生していたそうですが、業者などの採集で少なくなっているそうです。良心的な業者も多くあるのですが、千葉の友人が嘆いていました。