S2000と茶の湯 日々是好日

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ぶつぶつと 私の備忘録

7月は茶箱のお稽古で 8月は夏休み

2022-07-19 09:26:29 | 稽古
 
 

夏休みが待ち遠しいのは 子供だけではないですよ

うちのお稽古場は 8月が夏休み

 

草刈り 道具の入れ替え お茶会の準備

することが たくさんあります

 

10月は研究会で

逆勝手の初炭のお点前を出します

今広間で 茶箱と 逆勝手と両方お稽古をしております

逆勝手の座掃きの仕方が わからなくて

これは 業躰先生にご指導をお願いして

見本のお点前をお願いしましょう

当日の朝 御挨拶に伺って 質問やお願いがあれば

その時にお話しておけば 対応していただけます

 

茶箱のお稽古が あと2週

月初めは1年ぶりで なんとなくぎこちなかったのが

皆さん スムーズに手が動くようになりました

 

簡単なようですが

卯の花 和敬 は 仕覆を着せませんが

雪月花 色紙 は 濃茶の長緒・大津袋の扱いがあります

 

花だけは 茶巾を逆手で取り 客付きに絞った先が向きます

これは お盆に掛けるためでしょうね

 

 


 

 

色紙

色紙の茶巾はたたんで巾箱に入れておきます

 

上の三点前は 箱に蓋がしてあります

すべて中のものを出して 箱をついてから 棗・茶杓を清めます

 

 

雪は箱の蓋が空いたままですので 茶筅・茶巾が入ったまま箱をつきます

先に棗・茶杓を清めてから 箱の中の茶筅・茶巾を出します

 

仕覆は 中身があるときは右扱い

中身が出ると 左手扱い 

たたんだ仕覆は左手で箱に入れます

取るときも 左手 中身がはいると 右手で置きます

 

共通なところと それぞれの違い それを覚えておくと楽かもしれません

 

片付けるときは 出した逆 

拝見なしの時は 茶碗を清めたら 茶杓を清め 箱を下げます

 

拝見有の時は

茶碗を清め茶筅を入れ それぞれの場所に仮置きし 箱を下げます

 

花の拝見

 

 

仮置き 建水を下げた後

 

月の拝見

 

勝手付き 仮置き

 

雪の拝見

 

勝手付き

帛紗は置く場所がないので 半分に折って懐中

 

色紙点の拝見

 

勝手付き

帛紗は置く場所がないので 懐中

 

拝見が終わると 半膝づつ移動

それぞれの道具を定位置に置いて片付けます

 

 

花の片付け 道具位置

 

月の片付け 道具位置

 

 

雪の片付け 道具位置

 

色紙点の片付け 道具位置

色紙点だけは 片付ける場所がないので

お茶碗を 古帛紗ごと 前に持ってきます

ほかのお点前は 置いた場所から 茶筅をとります

 

これは 生徒さんへの メモ書き

 

でも 茶箱のお点前は

おままごとのようで 楽しいです

お道具も 色々見立てで使えるものがあります

 

最近 鉄瓶が重くて お煎茶用の薬缶を使っております

薬缶は蓋に穴が開いているので 蓋を切らなくて良し

一応 所作だけしております


 世界で三個しかない曜変天目 国宝です その一つが龍光院に ・・・

2022-07-19 09:23:06 | 道具

国宝の天目茶碗 

 

静嘉堂文庫と藤田美術館のは何回か見ました

ここ近年では 東博の茶の湯で 静嘉堂文庫の曜変天目と

東洋陶磁美術館の油滴天目が同時に公開されていました

 

 

油滴天目は 安宅コレクションの時から何度も見に行きました

今は中之島の東洋陶磁美術館にあります

きらびやかさでは 曜変天目には及びませんが

油滴も 中を見ると 吸い込まれるようにきれいです

やはり 国宝

 

見逃した 龍光院の窯変天目が

京都国立博物館で10月8日から12月4日まで 特別展 京(みやこ)に生きる文化 茶の湯 で

公開されます

 

 

目玉は 長次郎のむき栗が出ます 通期展示

龍光院の曜変天目が10月8日から10月23日まで公開

三井記念館の卯花墻は通期展示

 

他にもいろいろ 

10月は予定では研究会と後はお茶会が続きます

展示期間を確認して 合間を縫って 行かなくては

 

昨年は畠山記念館の名品展でした

今年も楽しみです


日本で一番見ることの難しい茶室 密庵 龍光院さんのお軸かけました

2022-07-18 15:46:17 | 茶室・露地
 
 

日本には3棟 国宝の茶室があります

 

愛知県犬山市の 織田有楽斎が作った 如庵

京都市大山崎の 利休が作った待庵

京都市大徳寺内の 小堀遠州が作った密庵

 

如庵と待庵は見に行きました

 

密庵は大徳寺の塔頭 龍光院(りょうこういん)内にあります

こちらのお寺は 開山以来 門を開いたことがないとか

現在 拝観謝絶 特別公開もなし 

こちらのお寺には 国宝や重文がたくさんあって

3年ぐらい前かな ミホミュージアムで初めて公開されたそうですが

私は気が付かなくて いけませんでした

 

建物は四畳半台目で 床が二つ 下座床と密庵床

密庵床というのは 国宝の密庵咸傑のお軸をかけるためだけの床だそうです

小堀遠州は武家ですので 茶室も広いですね 草庵茶室ではない

 

利休さんの待庵はとても狭くて天井も低い これぞ究極の草案茶室

有楽斎の如庵も草庵ではないですけれど

色々とも物語があり

京都ー東京ー大磯ー犬山 移築を繰り返されて現在の地に落ち着いたようです

 

文化財も維持するにはかなりの財力を必要とするので

最終的には 名鉄に落ち着きましたけれど

それ以前は 三井財閥のかなりのテコ入れで 保存されてきたようです

三井記念館には 如庵が再現されています

 

今週は 龍光院さんの小堀南嶺老師のお軸をかけてみました

 

 

大道透長安

だいどう長安に透る

 

目の前にある道はただの道

唯の道が大道に代わるのは

すべての事柄に全身全霊をかけて打ち込み

なり切ることで 道は開ける

 

そういう意味だそうです

 

お軸の向こうに 密庵が透けて見えそう 笑


先週のお軸は朝顔 お軸を変える前に ・・・

2022-07-18 14:11:01 | 床・軸
 
 

とりあえず

 

 

先週は 画賛で朝顔

 

古年の多ね

こと?しの大風と

さ起いてて

〇よも駕者らぬ庭の

あさがほ

 

〇が?

 

 

 

まあ 絵が朝顔という事で

季節先取り まだ咲きませんからね


高麗茶碗 蕎麦が届きました ・・・ 何時か高麗だけでお茶会がしたいな というのが夢

2022-07-16 16:26:53 | 道具
 
 

まだまだ 先の夢ですけれど

高麗茶碗 好きです

 

今日は お正月に衝動買いしたお茶碗が届きました

使う予定もなく 急がないからと お店に預けてありましたけれど

 

5月に コロナが落ち着いて お届けしますと連絡がありましたけれど

隠岐のお献茶が終わるまでは 用心して それが終わってからになりました

 

 

最近は各服点で 小ぶりのお茶碗が主流になりましたけれど

こういう で~~んとした高麗もいいと思いますよ

 

蕎麦というのは 本来井戸の側でやかれたお茶碗だから そば

後から蕎麦という当て字で書かれるようになったそうです

 

 

大ぶりで 美術館などで拝見する蕎麦茶碗は

見込みの中に いろんな色の変化があったりして 素晴らしいですけれど

われわれ 庶民には 手に入らないものなので

とりあえず 高麗のお勉強がてら 蕎麦は手持ちがなかったので

 

蕎麦の特徴は 見込みが平らで 鏡落ちというそうです

 

 

高台周りで 少し段ができたような作り

目跡もちゃんとあります

 

 

 

手に載せた感じは

狂言袴や砂手御本に比べて 少し重いです

 

銘は 稲妻とついておりました

いい名前です

お茶碗のどっしりした感じと 相まって

お茶会で色々お話ができそうです

 

お道具は 色々物語があるほうが楽しめますね

 

最初に 自分で一服いただかないと ・・・