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今週出した大炉の道具 2月の設え 妖狐 白蔵主

2023-02-14 20:56:19 | 道具
 
 

淡交テキストの2月号に大炉が出ています

炭手前の香合が 白蔵主 狐の妖怪です

 

自分も持っているけれど 使うときが分からなくて

宗旦忌の宗旦狐に合わせて 11月か12月に出しておりました

 

デパートの美術さんで お付き合いで なにも頂くものがなかったので

小さな香合を ・・・

 

中村秋峰さんの色絵

 

 

白蔵主 (はくぞうす)

 

妖狐 で 稲荷神

 

 

2月の初午の日に稲荷大神が伏見山に鎮座したという事で

稲荷大神を祭るために 初午の行事が行われるようになったそうです

今では 全国のお稲荷さんで お祭りがおこなわれているようです

 

そんな 初午祭りから 白蔵主の香合が使われたのだと思います

 

初午はもう終わりましたけれど 

二の午 三の午 を祭られる神社もあるそうですので

おくればせながら 出してみました

 

白蔵主のお話は

 

、和泉にある少林寺の塔頭 耕雲庵の住侶に白蔵主という僧がいて、稲荷大明神を常に信仰して、毎日法施を怠らなかった。

ある時、竹林にて片足を失った三本足の狐に出会い、連れて帰って慈育した。この白狐には霊力があり 色々とお寺の助けになってくれていたそうです。

その狐の子孫も三本足であり、寺内に住んでいたという。

 

白蔵主には狩猟が好きな甥がいたが、白狐は白蔵主に化けてその甥の家に行き、殺生の罪について語り、戒めた。

しかし、甥は、狐が白蔵主に化けていることに気付き、鼠の天ぷらで引き寄せ猟してしまう。

 

ちょっとかわいそうなお話です

何も悪いことをしていないのに

他にも その後のお話とか 違うお話がたくさんあるようで

狂言にもなっているようです

 

 

清閑寺さんの12か月茶碗の箱の中に 梅がありましたので

出してみました。

 

今年の淡交テキストは 茶趣としつらい で

色々と勉強になります

 

今年は泉本先生ですけれど 大炉の瓦が素敵な瓦がはいっていました

古い瓦はいいですけれど なかなか手に入りませんね

いつも 目を光らせて ものを見ておかないと

いいものを 見逃してしまいそう

 

とっても参考になります

 

ちょっとおまけの1月のお話

 

二重切りの花入れは 下に花を入れて上に入れない

という事ですけれど

お客様が もしお花をお持ちくださったら 

頂いた花を上に入れるのも良いかもと

 

それと知らなかったのですが

裏千家では 紅白掻き分けのきんとんは

赤を右にするそうです

これから気を付けます

今まで 考えもしませんでした

どうしてたんでしょう ・・・



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