

筒井筒 井筒にかけし まろがたけ 過ぎにけらしな 妹見ざる間に |
筒井筒は登場人物は業平ではなく
夏冬たれか 隠れざるべき
筒井筒 井筒にかけし まろがたけ 過ぎにけらしな 妹見ざる間に |
淡交テキストの2月号に大炉が出ています
炭手前の香合が 白蔵主 狐の妖怪です
自分も持っているけれど 使うときが分からなくて
宗旦忌の宗旦狐に合わせて 11月か12月に出しておりました
デパートの美術さんで お付き合いで なにも頂くものがなかったので
小さな香合を ・・・
中村秋峰さんの色絵
白蔵主 (はくぞうす)
妖狐 で 稲荷神
2月の初午の日に稲荷大神が伏見山に鎮座したという事で
稲荷大神を祭るために 初午の行事が行われるようになったそうです
今では 全国のお稲荷さんで お祭りがおこなわれているようです
そんな 初午祭りから 白蔵主の香合が使われたのだと思います
初午はもう終わりましたけれど
二の午 三の午 を祭られる神社もあるそうですので
おくればせながら 出してみました
白蔵主のお話は
、和泉にある少林寺の塔頭 耕雲庵の住侶に白蔵主という僧がいて、稲荷大明神を常に信仰して、毎日法施を怠らなかった。
ある時、竹林にて片足を失った三本足の狐に出会い、連れて帰って慈育した。この白狐には霊力があり 色々とお寺の助けになってくれていたそうです。
その狐の子孫も三本足であり、寺内に住んでいたという。
白蔵主には狩猟が好きな甥がいたが、白狐は白蔵主に化けてその甥の家に行き、殺生の罪について語り、戒めた。
しかし、甥は、狐が白蔵主に化けていることに気付き、鼠の天ぷらで引き寄せ猟してしまう。
ちょっとかわいそうなお話です
何も悪いことをしていないのに
他にも その後のお話とか 違うお話がたくさんあるようで
狂言にもなっているようです
清閑寺さんの12か月茶碗の箱の中に 梅がありましたので
出してみました。
今年の淡交テキストは 茶趣としつらい で
色々と勉強になります
今年は泉本先生ですけれど 大炉の瓦が素敵な瓦がはいっていました
古い瓦はいいですけれど なかなか手に入りませんね
いつも 目を光らせて ものを見ておかないと
いいものを 見逃してしまいそう
とっても参考になります
ちょっとおまけの1月のお話
二重切りの花入れは 下に花を入れて上に入れない
という事ですけれど
お客様が もしお花をお持ちくださったら
頂いた花を上に入れるのも良いかもと
それと知らなかったのですが
裏千家では 紅白掻き分けのきんとんは
赤を右にするそうです
これから気を付けます
今まで 考えもしませんでした
どうしてたんでしょう ・・・
楽焼で こんなに簡単に折れるとは思いもしませんでした
ちょっと 灰を寄せたら ぽきっ
一応 壊れたものは 直せるものは自分でしていますので
何とかなるかな ?と
接着剤で張り付けて
補強用のテープで巻いて
見えないので 色はどうでも
虎屋さんの竹の皮の出番です
水にぬらして やわらかくして
竹の皮を巻いて 何とか補修完了
下から巻き上げて 上部で 最後は針で 最後の紐をねじ込んであります
この調子で 雪輪瓦のヒビも 接着剤埋め込んでおこうかな
瓦は 雪輪でなくても良いようですが
ちょうどよい 見た目の良い瓦がない
大雪で 先週お休みしたので
今週は もう1週 四ケ伝のお稽古をいたします
皆さんそれぞれ ノート片手に ・・・教科書がありませんので
見て覚えるだけ
それでも 違いを覚えておくと 楽です
なぜそうするのか ・・・
何故 双清するのか
何故 茶筅を建水の肩に移動するのか
前に 研究会でどうしてそこに置いたの ?
と先生に尋ねられて 茶筅が汚れたから と言って
先生に 駄目だしされた方がいらっしゃいました
何故 揉み手をするのか
うちの先生は 揉み手と言わずに そうせい(双清)とおっしゃいました
掌を合わせて 中に空洞を作り そこに露を落として清めると
細かく 手前の流れをメモしても
最終的に 何処をどう見ればよいのか 頭に入りずらい
それぞれの違いをメモしたほうが 覚えやすいとおもいますけれど
お点前する前に さらっと見れば それで大丈夫です
1週間お休みだったので
孫ちゃんと 猫ちゃんに破られた 障子を直して
大炉 出しました
灰がたくさんいります
最近 薪ストーブを炊いていないので 不足気味です
一応 大炉のお道具も出して
炭の準備も
1年にひと月だけの道具もあります
竹の蓋置を使うと 釜の蓋に張り付くことがあります
気づかずに 釜の中に ぽちゃんと ・・・
それで 十三軒さんの大蓋用の蓋置を出しました
後炭に使う焙烙 焼き物の灰匙 香合は節分で仁清写しの鬼
釜の蓋が大きいので 水次は薬缶です
筒茶碗 右から
高麗 狂言袴
高麗 砂手御本
萩 野坂康起
伊賀 谷本洋 風の声
塩釉 安食ヒロ
土物が好きなので
絵付けのお茶碗が あまりありません
高麗は こんな箱に入っています
これは遠州流さんの箱で 底が二重 丸紐
本桐で 時代がついています
古い木札も
箱とか 箱に書いてある書体 付属品
そういうものも 楽しみの一つですけれど
美術館では あまり並んでいませんね
不昧公展の時も 県立は 箱はほとんど出ていなくて
田部美術館は 箱が並べてありました
とても親切
余談
この時 県立の図録に 丹波の生野の茶入れが出ていたのに
本体がなくて がっかりしたら
田部美術館に出ていました
そんなことって あるんですね
生野は湯来美術館蔵の茶入れです
立ち姿のきれいな 端正な和物茶入れで
小さな耳がついています 大好きな茶入れです
東京の茶の湯展でも お目にかかりましたし
県立に来ていた時は 何度も見に行きました
この時のお気に入りは
加賀光悦と堅手の長崎
今でも目に浮かびます ・・・