57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

久しぶりのタイムアタック!

2018年06月18日 | 目指せ!最速ラップ
1ヶ月ぶりに走りました。
はしりたかったんですけどねぇ~。
ようやく走れました。
僕の体力、気力、それに何と言っても先立つ物。
お金がない!!(^_^;)
お財布がピンチでした。

(^◇^;)はっはっは!!

これは笑うより仕方がありません。
さて、気を取り直して久々のタイムアタック!!
時間は午後6時スタート。6月、梅雨の晴れ間を狙いました。
神戸の最高気温は26,7℃ 湿度53%


この日、僕は、実のところ
「サーキット行きたくないなぁ~」
と気分が沈んでおりました。
午前中から色々と雑用が重なり、夕方はもう、相当くたびれておりました。
「どうしようか?」
週間天気予報では、晴れは今日だけ。
貴重なドライ走行のチャンスです。
でも、自分の体調は万全じゃない。気力も湧かない。
そんな状態の時、果たしてどのようにタイムに影響するのか?

「それを試すのも、面白いかもなぁ~」

ということで、重い体を引きずるように、神戸スポーツサーキットへ。
午後5時過ぎに到着。
日曜日の晴れ間ということもあり、今日はお客さんがいっぱい。

受付を済ませ、トランスポンダー26番をもらいます。(この黄色い信号中継機器で1/1,000秒単位まで計測できるのです)


この日は、レンタルカートは午後6時から走行できます、とのこと。
それまでまだ30分ぐらいある。
さて、この時間をどのように有効に使うか?

ここまで来たら、レーサーになり切るしかないでしょう?
気分を切り替えてレーサーモードスイッチON

まずは靴紐をしっかり結びなおします。
そのあと、ゆっくりとストレッチ。
背筋や脚の裏側(僕はここが突っ張るのです。58歳。加齢現象ですかな……)
首、肩、腰、などをゆっくり息を吐きながらストレッチします。
この時間帯、徐々に気持ちが上向いてきます。
前回走ったのは5月8日。
1ヶ月以上のブランクがある。
果たしてどんな感じかなぁ~。
ストレッチをしながら、走行プランをイメージします。

「まずはアウトラップ、ゆっくり、ゆっくり走って、走行ラインの確認。
2週目。ブレーキポイントの確認。コーナー立ち上がりのアクセルオンのタイミングを確認。ここまででタイヤを温めておいて、3週目からいよいよ……。」
などと、徐々に集中して行きます。
ああ、なんだが妙に緊張する。
久々に手が震える。
とまあ、こんなありさまで、笑われそうなんですが、走る前にいろんなイメージトレーニングをします。
午後5時50分。
休憩室に入り、身支度をします。
リブプロテクターの代用として先日買った「小型船舶用ライフジャケット🤣🤣」を着込みます。


『まじか?! おい、その格好で走るつもり?』

いいもん。58歳なんだもん。
恥ずかしいことなんて、やり尽くしてきましたからね。
どうでもいいんです。
しかし、このライフジャケット、マジで、結構優れものです。
一番保護してほしい両脇の下も、ちゃんと分厚いウレタンが入っております。おまけに、両肩に反射板。
これ、釣具店で見つけました。確か¥4,300-ぐらいだったと思います。
コストパフォーマンスは抜群!!

そしてレンタルのネックガードをつけます。マジックテープがもう効かなくなっているので、僕はいつもガムテープを持参して、がっちり貼り付けます。
フェイスマスクをして、ヘルメットをかぶって準備完了。

「よし、走ろう!!」

レーシング・グローブを左手に持ち、トランスポンダーを右手に持って、いざカートへ。
今回は25号車にのります。
ポンダーを車に取り付けて、その後でレーシンググローブをはめます。


スターターを回すと、簡単にエンジンはかかりました。
チョン、とアクセルを踏んで感触を確かめます。
すぐに左足ブレーキをちょんと踏んで、車はストップ。
僕はいつもこれを2、3回ピットロードでやるんです。(周りの皆さん、ごめんね)
どの程度踏み込めばブレーキパッドがブレーキディスクを挟み込むのか?
神戸スポーツサーキットのレンタルカートマシン、ビレルN35。

どれも全く同じスペックの車なのですが、やはり、タイヤの磨耗具合や、ブレーキの感触など、微妙に違いがあるのです。



その感触を、エンジン全開、タイムアタックの前に確かめておくことは、とっても大切なのです。
サーキット走行は僕にとって貴重な時間です。
特別な、それこそ夢のような時間です。
だから、1周回も無駄にしたくはないのです。
さて、いよいよピットアウト。

「1週目は、とにかく、ゆっくりゆっくり……。」
と思うのですが、やっぱり、久々に走るのは嬉しいんですね。ちょっとペース速かったなぁ~。
6時の時間帯に一緒に走った方は6名ほど。

途中でキッズカートが1台合流してきました。
この子が、どうやら、まだ、カートを始めたばかりのようで、コースのどこを走っていいのか、よくわからないみたい。
なんと、コースのど真ん中をフラフラ走っているのです。
それがダブルヘアピンでした。

ここはほとんど逃げ場がないんです。
僕はそこをなんとかイン側ギリギリを狙ってキッズをパスしました。
僕は左手を軽く上げて彼に挨拶。

「がんばって!」
「抜かせてくれてありがとう!」
「気をつけてね!」

この、ちょっとした、手をあげる挨拶。
実は、カート初心者にとっては『涙が出るほど嬉しい!!😂😂😂』のです。
だって、僕が、去年、さっきのキッズとおんなじ気持ちだったから。

必死になって、歯を食いしばって走っても1分15秒ぐらいしか出せなかったんです。
そんな僕の後ろからカート上級者たちのエンジン音が迫ってくる。
僕は左手を高く上げてコースの端っこに避けます。

『僕、遅いです。抜いてってくださ~い!!』

後ろからやってきた上級者たちは、軽やかなラインどりで僕をパスして行きます。
その去り際、彼らは、さっと左手を上げて

「ありがとう!」

僕にサインを送ってくれました。
これぞ「サーキットを走る者同士」の『あ・うん』の呼吸。

もう、その時の嬉しかったこと!!

『やった! 認めてくれた😂』

本当に涙が出るほど嬉しかったです。
今僕の後ろを走っている、さっきのキッズくん。
彼にはそんなことを感じる余裕さえないでしょう。
それでいいんです。
彼は今、ヘルメットの中で、汗びっしょりになって、ハアハア言いながら、歯を食いしばりながら、一生懸命走ってるんです。
僕もそうでした。

この日は、59秒台で走れる早い人と一緒に、バトル状態になったり、先ほどのキッズくんといっしょに、スピードを合わせて並走したりと、とっても楽しい走行でした。


「やっぱり、サーキットっていいなぁ~。レンタルカートって楽しいよなぁ~」
ちょっと体には無理しましたが、来てよかったなぁ~と思いました。

***写真及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2018
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