57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

2021 SL神戸シリーズ 第2戦 SSオープン 決勝

2021年05月11日 | 2021レース
2021 SL神戸シリーズ 第2戦 SSオープン 決勝

今週の日曜日、5月9日は、神戸スポーツサーキットにて、『SL カートミーティング神戸シリーズ』第2戦が開かれています。今回のレースは、新型コロナ対応ということで、無観客試合となりました。
最も注目されるSSクラスでは、全日本選手権に参加している、中村海斗君が、ぶっちぎりの優勝。


(写真は前回のSLレースでの1位表彰台の海斗君)
これを動画と、リザルトのデータから、僕なりに解説してみたいと思います。
SSクラスは、エンジンYAMAHA KT100(空冷2サイクル100cc)の無改造ワンメイク。タイヤもブリヂストンのワンメイク、シャシーは自由に選べます。
さて、中村海斗君の強さの秘密なんですが、僕は今回、レースでのベストラップに注目しました。



朝一番のタイムトライアル 『45秒119』
予選ヒート        『45秒171』
決勝ヒート        『45秒184』 

皆さん、ただの数字と思っちゃあ、いけませんよ。
よぉ〜くご覧なさい。
3つのセッションで、『45秒1**』まで、ピタリと一緒なのに気づきましたか?
つまり、中村海斗君は、1/100秒台の誤差で走っているということです。ムラがないのです。履いているタイヤは、セッションが進むごとに摩耗が激しくなります。
その寿命は、1日のレースが終わると、ほぼ使い切ってしまう、という高性能な競技用タイヤなのです。
朝一番の、フレッシュタイヤで出したベストラップと、摩耗が進んだタイヤでの最後の決勝ヒート。
そのラップタイムの差は、わずか7/100秒ほどの誤差でしかありません。なんで、こんな芸当ができるのか?
ここに海斗君の強さの秘密があると思うのです。
海斗君の走りを今まで4年間みてきましたが、そこで感じたのは、
『まるでスケート選手がリンクをトレースしてゆくような、滑らかな走り』です。
そのため、タイヤへの過度な負担を抑える走りになっています。以前、海斗君が走った後のタイヤをピットで観察する機会がありました。
そのトレッド面は、まるで『チョコレートが溶けたように』滑らかに『とろ〜り』と溶けていました。しかも、トレッド面の端から端まで、綺麗に使い切っている。

(これは2018年2月練習で使ったタイヤの写真です。これはまだ荒い方。もっと滑らかでした)

(これがレンタルカートのタイヤ。ガッサガサでしょ!)
いつもレンタルカートのささくれ立ったリアタイヤしか見たことのない僕としては、驚きと羨望でした。
『どうやったら、こんなにタイヤをうまく使えるんだろう?』
ライバルたちにとっては、海斗君は厄介な選手ですね。
彼が、前に誰もいない状態、フリーで走らせてしまうと、時計のように正確にラップを刻んでいきます。
しかも、タイヤは温存できている。
後ろでバトルをしているクルマは、前のクルマを抜こうと、余分なライン取りをするため、尚更、追いつけなくなります。海斗君としては、自分の理想の走行ラインを、ただトレースしていけばいいだけなのです。(それを、毎ラップ、1/100秒の誤差でやってのけるのは、並大抵のことではありませんが。)
今回のレースリザルトは以下の通りです。皆さん、次のレースも頑張ってください。



***本文、写真の著作権は天見谷行人に帰属します©️Yukito amamiya 2021

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