ユキだるまのつぶやき

歌う仕事の日常とインディーズならではの話あれこれ

骨を拾う人。

2017-09-30 01:29:47 | 音楽

昨日は急逝した伯母の告別式へ。

先月に引き続き、母の姉妹が次々と他界したことになる。

86歳。

亡くなった伯母の双子である、もう一人の伯母の家族4人とわたくしの合計5人の家族葬だったが、しめやかに執り行われました。

伯母は当時の女性としては珍しく、独身を貫いた職業婦人だった。

色々な苦労はあったのだろうけど、何となく独身貴族の優雅さも持っていた。

とは言え、この年齢になると仕事時代の知り合いとの付き合いも無くなっていただろうし、同年代の人はたとえ存命でも、人の葬式に出席できるほど元気でもない。

現にわたくしの母のように実の姉妹であっても、「どなたでしたっけ?」なわけで、とても出席はかなわず。

変り者の父も足元が危ないので留守番。

こういう場合は、無理やり人を集めようとせず、こぢんまりと静かに見送るに限る。

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川越の斎場は、新しいらしく広大で清々しい。

中でもすごいなと思ったのは、焼き場から遺骨が上がって来て、骨壺に収める時にお世話になった骨の専門家の方。

何という職業名なのかわからないのだけれど、きちんと人体の形に並べた遺骨を丁寧に説明してくださって、「大腿骨がこんなに綺麗に残っている方は珍しい。骨の強い方だったんですね。」とか、「これは肩の骨です」とご自分の肩先に並べたり。

銀色のテーブルに散った白い骨の粉を一つ残らずブラシで集めて骨壺に詰めるその仕草は、本当に尊厳に満ちていて、この方が素晴らしい仕事をしていらしたことが見て取れる。

人間の最後の姿を、家族の悲しみと共に、日々疲弊することなく受け止めて来たのだろう。

わたくしにはこの方が神々しくさえ見えました。


さて。

明日になりました『秋の二毛作』ですが、「私の予約は入っていますか?」という連絡を何人かの方から頂きました。

もちろんです。

わたくしの耳は地獄耳。

「予約を・・・」と小声で言われたことは決して聞き逃しません。

安心してお出かけください。

毎度言ってますけど、「あなたが来なけりゃ場内ガラガラ」なのです。

どうぞ記憶を確かに、お出かけくださいませ。

追記)お1人キャンセル出ました。お時間ある方はどうぞ!




ではひとまず。

伯母さん、お疲れ様でした!!







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