さて。昨夜は月例上野ライブ。
沢山の方々に来て頂きました。ありがとうございました。
今月はKAYOさんが旅行中のため、JK YOKOさんにゲストとしてご出演願った。
リハ中のYOKOさん。
初共演である。
YOKOさんの歌は25年も前から聞いていて、日本にもすごい人が居るもんだと眩しく思っていたわけですが、晴れてジョイントできたことがまず嬉しい。
演奏はピアノ小林岳五郎さん パーカッション阿部梓穂さん
とにかくカッコいい。そして凄まじく上手い。手足が長くてバービー人形みたい。
おまけにわたくしとしては、色々なことが分かってとてもお得だった。
つまり。
YOKOさんは正に専門を極めた歌手である。
恐らく一番好きなのはブラック・ミュージックなのだろうと推測するが、「聴き手」としてのキャリアの長さ、深さ。上手くなるにはまず好きなものをとことん聴くことなんだなと思う。
英語を日常に使っている人の持つ、言葉の自然さから来る気持ちのいいグルーブ感。
つまりリズムである。
ビブラートの少ないストレートな持ち声と、息の使い方の自在さ。
ファルセットを武器にしたキーの設定。
それにもちろんステージ経験の長さ。才能。
歌を歌うために生まれて来たような人だと思う。
お客さんの中には「そこらで歌ってる黒人より上手い」と表現する人も。
何だか逆差別みたいだけど、言いたいことは良く分かる。
それっぽく歌う・・・なんてことは、遠の昔に超えているナチュラルさが素晴らしい。完璧だ!
わたくしはmoon river 半ダースのバラ 黒い鷲 アラバマソング さくらんぼの実る頃 UNO 地下鉄の切符切り Latelyを歌いました。
日本で言うシャンソンは、音楽のジャンルではなく文化のカテゴリーだから、色んな要素の曲に対応するために、シャンソン歌手はあらゆるジャンルを一般教養的になぞっているわけですが、そのいい面(特に日本語で歌うと言う点)と、音楽的な専門性に弱い・・という両面があると思う。
YOKOさんの音楽に対する姿勢は学ぶところ大でありました。もっと音楽をしようと思いました。
とは言え、弱い面よりいい面が100倍なら一向に構わないわけですから、わたくしはわたくしの専門を追求せにゃ・・・とも思いました。
Ain't no mountain high enough と over the rainbowをデュエットしました。楽しかった!
みなさま、お疲れ様~!!
(撮影:コイさん、左党さん)
次回の上野「ライブスペースQUI」はKAYOさんが帰って来てくださいます。
みなさま、ご予定くださいね!
2月4日(水)です。