ユキだるまのつぶやき

歌う仕事の日常とインディーズならではの話あれこれ

お陰さまで。

2012-03-14 23:40:35 | 音楽

みなさまの応援のお陰さまで、無事申告終了いたしました。明日仕事前に提出する予定です。 

本日はレッスンの後で渋谷へ行きました。 

渋谷はゴチャゴチャしているので基本的にやなんですけど、文化村ミュージアムのチケットをもらっていて、その最終日だったので気合いで。 

展示物は「フェルメールからのラブレター展」という意味不明の展覧会で、フェルメールの作品ではなく、17世紀・オランダ・・つまり、フェルメールと同時代人の画家たちの作品が展示されていました。 

カメラのない時代。陰影に富んだ写実的な画法が、当時の風俗を浮き上がらせ愉快です。 

重いベルベットのドレスや羽飾りの帽子の質感とか、台所用品とか、インテリアとか。 

机の上には地球儀。壁には世界地図。ドクロの置物。エキゾチックな履物。 

オランダの目が世界に向かっているのが分かります。 

会場が狭いので作品数は美術館なんかに比べるとかなり少なく、もらったチケットで行くのが正しいような気がしました。 

でも、文化村は未だに80年代の雰囲気を残してますね。 

池袋西武がまだ元気だった頃、糸井重里さんのキャッチ・コピー・ポスターがあちこちに貼られていた頃、この手のカルチャー&サブカルチャー施設が続々と登場して、何となくみんな背伸びをして文化の匂いを身につけようとしてました。あの頃はわたくしもまだ学生でした。 


そんな事を思い出してたら、毎日老親と向き合ってくたびれ果てている自分に気付き、喫茶店でコーヒーでも飲もうと思いました。 

周囲には若い人がたくさん居る。エネルギーがたくさんある。 

そう感じました。 


年を取るのはいいことですが、老人は確実に年下からエネルギーを奪います。 

わたくしも家の中で着実に吸い取られています。 

これをオールド・バキューム現象と呼びましょう。 

恐ろしいです。若さを吸い取る怪獣です。 



そうこうしているうちに元気が出て来ました。 

これはわたくしが周囲の若者のエネルギーを吸い取ったからだと思います。 

その勢いで東急ハンズに行って梱包用品を買いました。 

これから大きな鏡の梱包を始めます。 
大変な作業なので先延ばしにしてたんですが、やっとその気になりました。 

由緒ある鏡で大事にしてましたけど、欲しいという方に送ることにしたのです。 
わたくしが持っているより相応しいと思いましたので。 

見知らぬ若者たちよ。元気をありがとう!! 

パワーが落ちたと思ったら若者の街へ出かけて行くのがいいですね。 



そんなわけで、明日着払いで送るから待っててね!! 


ついでに。 
明日は自由が丘「ラマンダ」http://www.lamanda.co.jp/map/index.html 
19:00から。