
2014/12/20公開 日本 133分
監督:石井裕也
出演:妻夫木聡、亀梨和也、勝地涼、上地雄輔、池松壮亮、高畑充希、宮崎あおい、貫地谷しほり、ユースケ・サンタマリア、本上まなみ、田口トモロヲ、徳井優、大鷹明良、岩松了、大杉漣、鶴見辰吾、光石研、石田えり、佐藤浩市、
明日も見えない異国の地で、
そのチームは希望になった。
戦前のカナダ・バンクーバーで活躍し、2003年にカナダ野球の殿堂入りを果たした日本人野球チーム“バンクーバー朝日”の実話を映画化。
監督は『舟を編む』の石井裕也。
以前「アンビリーバボー」で見ました。
日本人野球チームの物語なのでスポーツ映画を期待して観に行きましたが、わりと淡々としてて静かな展開、カナダに移住した日本人たちの過酷な労働条件や暮らしぶりを描いたという感じでしたね。
個人的には野球チームのお話がメインで観たかったです。
試合のシーンもあまりなくて、「アンビリーバボー」で見た時はとても感動的なものだったのに残念。
カナダチームや審判の嫌がらせに負けずフェアプレイを貫く姿とか、だんだん強くなっていって白人たちにも認められていく....とかとか盛りあがるシーンはたくさんあるのにサラリと流されてしまいました。
せっかく野球経験者の俳優陣もいるというのに......なんかもったいない。
でも、当時の建物や町の雰囲気はよく再現されてたと思います。
やはり映画なんだし多少の脚色はあってもいいから、もっと盛り上げていただいて感動で終わるような作品にして欲しかったですね。
それでラストに2003年に殿堂入りしました....と言われても感動が薄いですわー。
ちなみにバンクーバーのロケは現地のほかに、栃木県足利市に巨大なセットを作ってロケが行われたそうです。期間限定で公開されてたそうで見てみたかったです。
★★★.2
[Story]
1900年代初めのカナダ・バンクーバー。貧しい日本から新天地を目指してカナダにやって来た日本人たちは、想像を絶する激しい肉体労働や貧しさに加え、差別にも苦しんでいた。製材所で働くレジー笠原やケイ北本、漁業に携わるロイ永西らは野球チーム「バンクーバー朝日」に所属し、最初は白人チームにばかにされながらも、次第に現地の人々にも認められていく... (シネマトゥディより)
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つい、クリントのインヴィクタスと比べてしまったのが失敗?のもとか(笑)
激賞してる人もいるし、さほど悪い作品ではないけどやはり平凡だったと思うなあ。
多分各事務所からの目に見えない圧力があったのでしょう。
監督:石井裕也に脚本:奥寺佐渡子でこの有様では、そう思ってしまいますよね。
なんかすごく暗くて盛り上がらなかったわ~。
野球ができる!という躍動感が感じられなかったわ。
今から見てくる予定よ!!
「アンビリーバボー」が感動しまくったから期待大なんだよね~
なるほど・・・
確かに野球のシーンが淡々と進んでしまって物足りない部分がありましたが、差別や迫害を受けながらも力強く前を進んでいくところや、戦争によって仲間がバラバラになってしまうなど、当時の歴史を反映していたシーンが多かった事も見逃せないと思います。
アンビリーバボーで感動したのはよく覚えてます。
せっかく映画製作するのに圧力で描けないものがあるなら作らなくてもいいのにと思ってしまいますが....
やはりスポーツ映画は感動がほしいです。
それでも試合のシーンは盛り上げてほしかったね。
アンビリーバボーは見ていないのでその件は語りませんが、この時代というのは黒人が奴隷として扱われた時代で昨年公開された「42~世界を変えた男~」を観た事があれば理解できると思いますが、そんな面白おかしく観る作品ではないんですよね。
映画は時として面白いじゃなく伝える使命があるので、これまで1度も映画では描かれなかった事を踏まえると当時プレーした人が生きているうちに描けた事は大変奇跡的な事でもあります。
それに当時は今よりプレーのレベルは高くありませんしメジャーリーグではありませんからね。
あれは出来が良すぎたかもね。
なので期待し過ぎたかな。