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☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

映画とLIVEのミーハーな感想とたまにお出かけ日記♪
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「国宝」

2025年06月08日 | ★favorite★

【KOKUHOU】
2025/06/06公開 日本 175分  PG12
監督:李相日
出演:吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、三浦貴大、見上愛、黒川想矢、越山敬達、永瀬正敏、嶋田久作、宮澤エマ、中村鴈治郎、田中泯、渡辺謙

ただひたすら
共に夢を追いかけた――

STORY: 任侠の一門に生まれた少年・喜久雄は、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に女形としての才能を見出され、抗争で父を亡くした後、半二郎に引取られる。そこで半二郎の実の息子・俊介と出会い、正反対の血筋を受け継ぎながらも、まるで兄弟のように育てられ、かけがえのないライバルとして2人で厳しい稽古に打ち込み、互いに高め合いながら芸の道に邁進していく ...(allcinemaより)


吉田修一の同名小説を映画化。任侠の一門に生まれながら、歌舞伎役者の家に引取られ、その家の御曹司と切磋琢磨し芸に青春を捧げていく主人公の葛藤と覚悟を描く。監督は『悪人』『怒り』などの李相日。

予告編を見ただけでも凄い作品かもと思い期待してたけれど、期待以上の素晴らしい作品だった。歌舞伎はちゃんと観たことはないけれど興味はあったし、舞台裏も気になるところ。さらに吉沢亮、横浜流星のお二人の女形の美しさ、二人の演技には感動もの。

物語に重点を置いてはいるけれど、舞台で踊るシーンもそれぞれの演目がしっかり堪能できる長さで、これを吹き替えなしで踊ってるなんてとんでもない稽古時間があっただろうなあと驚く。劇中での厳しい稽古シーンがあるけれど同じように細部にいたるまで厳しい稽古をしてたんでしょうね。

終わって知ったけれど、監督が喜久雄は吉沢亮しか考えられないと言われたそうだけど本当にその通りで、彼じゃないと成立しないのがわかるほどハマり役だった。脇を固める俳優陣も納得というか完璧のキャスティングだよね。喜久雄と俊介の少年時代を演じた子も良かった。

どの演目もひき込まれて観てたけれど、後半の「曽根崎心中」は強く印象に残るシーンだったし、ラストの「鷺娘」は圧巻だった。ライブビューイングで観てるように感じるほど。これは大きなスクリーンで観るべき作品だと思う。

鑑賞日:2025/06/07

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