原題:APPALOOSA
公開:2008年劇場未公開
製作国:アメリカ
上映時間:113分
監督:エド・ハリス
出演:ヴィゴ・モーテンセン、エド・ハリス、レネー・ゼルウィガー、ジェレミー・アイアンズ、ティモシー・スポール、ランス・ヘンリクセン、トム・バウアー
+あらすじ+
悪がのさばる町アパルーサ。名うてのガンマン、ヴァージル・コールは町に正義を取り戻すべく保安官として雇われる。彼は相棒のエヴェレット・ヒッチと共に、牧場主のブラッグ率いる悪党一味と対峙していく。そんな中、この町にやって来た美しき未亡人アリソン・フレンチ。やがてコールは、この謎めいた未亡人に惹かれていくが…。(allcinema ONLINEより)
ロバート・B・パーカー原作「アパルーサの決闘」を映画化した作品。監督・製作・脚本は監督2作目のエド・ハリス。町の保安官ヴァージル・コールとその相棒エヴェレット・ヒッチとの熱い友情を描いたお話。
パッケージからして好みの作品かと思われたが・・・これは西部劇。うーん、どうも西部劇はあまり得意ではないのです。好みのおっさんたちが出ているにもかかわらず、テンションは上がらず・・・が正直なところです、、、
ある時ひとりの女性が町に現れやがて町に血が流れる・・・。この女がねぇ、とんでもないんです。ヴァージルが心惹かれる女性なんですが、時代が時代なだけにわからなくもないが、でもねぇ純粋な心のヴァージルを思うと切ない。
ヴァージルとエヴェレットの友情は堅い。エヴェレットは常に控えめでヴァージルを決して裏切らない。ヴァージルも自分の女が何を言ってもエヴェレットを信頼しきってる・・・男の友情っていいよねぇ。二人の会話が時にクスッとすることもあって長年の相棒らしいやりとりは良かった。
エド・ハリスとヴィゴ・モーテンセンといえば、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』でも共演していて仇同士だったけれど、今回は仲良し。どちらも素敵なおっさんなんですが、それに加えて人殺しランドール・ブラッグ演じるジェレミー・アイアンズもまた素敵なのであ~る。
いかにも西部劇という感じではなく、男の友情がメインになっているのでそのへんは良かったんですけど、どうも西部劇の雰囲気があわないみたいです。