【L'HEURE ZERO/TOWARDS ZERO】
2007/12/15公開
製作国:フランス
監督:パスカル・トマ
出演:メルヴィル・プポー、キアラ・マストロヤンニ、ローラ・スメット、ダニエル・ダリュー、アレサンドラ・マルティネス、フランソワ・モレル
“ふたりの妻は多すぎる”
STORY:
ハンサムなテニスプレーヤーのギヨームは、若く美しい新妻キャロリーヌを連れて、ブルゴーニュ地方の海辺にある大金持ちの叔母カミーラの別荘に出かける。毎夏の恒例だったが、今年はなぜか前妻のオードもやって来ることに。案の定、新妻と前妻の間には張り詰めた空気が流れ、ギヨームは2人の間を往ったり来たり。さらにそこへ、昔からオードに恋焦がれていた親戚のトマ、キャロリーヌの友人でジゴロのフレッドまで現われ、事態は莫大な遺産相続権も絡んで混迷の様相を深めていくのだったが…。(allcinema ONLINEより)
原作はアガサ・クリスティの「ゼロ時間へ」を映画化。監督は「アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵」のパスカル・トマ。
アガサ・クリスティといえば、なんとか殺人事件という邦題だよなぁと思ってしまいますが・・・その前に、コチラは劇場公開してたんですね。
ゼロ時間とは?
殺人事件は人々をある一点に導く物語の結末にすきないものであり、その一点こそがゼロ時間なんだそうだ。
ちょっとなつかしい感じの作品でしたね。映画というより2時間ドラマ的な感じですかね。大体の犯人の予想はつきますが、この中に犯人がいる!ってわけで、逃げられないような場所で、回りくどく犯人を追い詰めていくのは面白かったです。
この事件の起こった別荘に集まったのがすごいメンバーで、別荘の持ち主のカミーラ叔母さんに甥のギョーム、そのギョームの今の奥さんと前妻、今の奥さんの怪しげな友人男性に、前妻をずっと好きだった親戚の男性・・・もうこれだけで何かが起こると思っちゃいますよ。
事件現場にいた人たちを集めて謎解きをするパターンは好きなので、まぁまぁ楽しめました。フランス映画ということでなんとなーくおしゃれな雰囲気の映像も良かったです。でもDVDで十分ですかねぇ。
ギョーム役のメルヴィル・プポーはお初かと思ったら「愛人/ラマン」に出ていたそうで・・・昔友人のつきあいで観に行きました。あまり面白くなかったような、、、
ギョームの前妻オードを演じたキアラ・マストロヤンニは、名前の通りマルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーヴの娘でもあるんですねぇ。今回お初でした。
ちょっと気になったのは、遊んでいて謝って友人を殺してしまった子供の話で、その後は事故で片付けられたが実は故意だったというもので、その子供がどんな大人になっていったのかという話が劇中にあるのですが、実はこの作品の中で関係していてなかなか興味深いものがありました。
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