リカリズムな日常

6拍子に彩られた破天荒な毎日

鑑定士のたわ言

2012年02月04日 | 鑑定スケジュールやスピ話

鑑定士の仕事中の私と、日常の私は別物だ。

何度も何度もそういうことを書いてきたけれど、なかなか浸透しない。
占い師は人生全部見えてて踏み外すことなどありえないって思い込んでる人がほとんどだ。

ちがうよー。んなわけないよー。
人生迷子しょっちゅうだし七転八倒ですよー。

・・・っていうとこれまた信憑性が薄れるってんでなかなかおおっぴらに書いたらいかんのだか。
っつっていつも書いてる矛盾。ふひひ。


スマートに生きられることがすべてじゃない。って思っててもね。
わかるさー、人生迷子な人に人生相談したくもないもんね。


でも。
自己弁護するよ?あれだよ、あたしはあえて自己弁護ってゆうぞ。

悩みも苦しみもしない人に打ち明けたくならないじゃない。

はい言ったー。

 

こないだ鑑定中に自分でも止められないほどたっかいところから見下ろしてるビジョンがあたまんなか滑り込んできた。
あれはいったいなんの存在だったのか。


彼らの言い分は、驚くほど冷酷だ。

生活の安寧を求める我々人間の迷いを瑣末な出来事と処理し、
そんなちいぽけな水溜りよけておべべ汚さないように歩くより、
それよか、全力で汚れてみろよ。みたいな。

それよか、もっと怒れ、もっと探せ、もっと愛せ、もっと突き抜けろ、
ありとあらゆる感情の起伏を経験するために努力しろ動け、

未経験の感情の領域に飛び込むために生命のギリギリへ挑戦したものにだけ、栄光と勝利を与える。

明日の食い扶持の心配に忙しいやつはおよびでないわ。

・・・っていわれた気がした。

岡本太郎か。
ってな。
おっと誤解があっちゃいけねえよ、あたしはタロウイズム大好きだ。
けど。


人間そんな強くねーよバッッキャローー!
って言いたくなった。


目の前の恋愛が大事だし
どんなメール返すかで頭いっぱいになるし
職場の苦手な人との会話考えただけでメシまずくなるし

美人でいたいし人の目気になるし、でも自分らしくいたいし
もっと楽にスムーズに本心出して正気そらして、生きてたいボクタチ。

たしかにちっぽけでしょうよ。
でもそうやってしたたかになることだって必要で大事な生命力なんだよ、ってね。


んで、改めて思った。

ああ、そうか。
こうやって、うえーのほうのビジョンと、人間くさい生活臭と、
その折り合いをつけて橋渡しするのがあたしの役目なんだと。

数え切れないグラデーションを区分し見つけ出して、その人そのときにぴったりの言葉をつむぎだす。
私という自己を無に帰してフィルターを無色透明に近づけて、そして先を、希望を、のぞいてみてもらう。

それがあたしの鑑定士の仕事だ。


誰でもできる仕事じゃあないしなぁ。
いちいち怒ってもいられないか。

でも、ちくしょうが!って言ってられるくらいじゃなきゃ、歯がたたない仕事でもあるな。


真実は、いつだってやさしいとは限らない。


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