日本企業では3月期の決算企業が一番多いのですが、3月決算企業の株主総会は6月に開催されます。6月の中でも、中旬から下旬の6月15日(火)から6月末までに集中します。今週の主な企業の株主総会予定は、15日は大戸屋ホールディングスなど、16日はトヨタ自動車など、17日は東京エレクトロンやリクルートホールディングスなど、18日はエーザイやアステラス製薬やZホールディングスなどとなっています。
私の手元に届いている株主総会招集通知書です。積み重ねると膝の高さ近くまでなりました。
「これで膝の高さ近くって足が短い?!」というツッコミは無しでお願いします(汗)。
2019年までの私は、株主総会お土産がもらえる企業や新宿で開催する企業を中心に総会に行っていたのですが、2020年は人が集まることを避けるために多くの企業がお土産を取り止めました。そんなこともあり私が2020年6月の株主総会に行った企業は、お土産はありませんが地元の新宿で開催された、大戸屋HDと松屋フーズの2社のみだったと記憶しています。
今後の流れはコロナが流行してから1年以上が経過しており、会場に株主が足を運ばないオンライン形式の「バーチャル株主総会」が増えていきそうです。6月9日にはオンライン総会が出来るようになる法改正が成立し、武田薬品工業などはオンライン総会が出来るような定款変更の議案が複数ありました。
私はバーチャル株主総会も良いですが、会場で行う株主総会は重要だと考えています。バーチャル株主総会ですと経営陣への質問が恣意的に選ばれるとの懸念や、その場で議決権行使が出来るのか、などの課題もありそうです。
特にガバナンスで問題が露呈した企業や、経営状態が大きく悪化した企業など、経営陣への質問や注文は会場の空気感も大切だからです。
この6月の株主総会ではデータ管理の問題が発覚し、その説明が虚偽だったZホールディングスは荒れそうです。
その他では日本郵政。豪州企業のM&Aで買収をしましたが、結局はタダ同然で売却。売却によって4000億円規模の減損損失処理をしたので、(買収当時と社長は変わっていますが)経営責任問題が問われそうです。
エーザイはアルツハイマー型認知症の治療薬で米国での承認が得られて、直近で株価は急騰しました。効果に関しては疑問を持つ専門家がいるものの、このエーザイも注目です。
しかし一番の大注目は東芝です。下記写真のように2020年6月の株主総会での、アクティビストに対する取締役の調査・対応などが疑問視されています。
2021年6月13日付・日本経済新聞朝刊より
今年は会場に行かないと思いますが、注目される株主総会は例年以上に多そうです。
私の手元に届いている株主総会招集通知書です。積み重ねると膝の高さ近くまでなりました。
「これで膝の高さ近くって足が短い?!」というツッコミは無しでお願いします(汗)。
2019年までの私は、株主総会お土産がもらえる企業や新宿で開催する企業を中心に総会に行っていたのですが、2020年は人が集まることを避けるために多くの企業がお土産を取り止めました。そんなこともあり私が2020年6月の株主総会に行った企業は、お土産はありませんが地元の新宿で開催された、大戸屋HDと松屋フーズの2社のみだったと記憶しています。
今後の流れはコロナが流行してから1年以上が経過しており、会場に株主が足を運ばないオンライン形式の「バーチャル株主総会」が増えていきそうです。6月9日にはオンライン総会が出来るようになる法改正が成立し、武田薬品工業などはオンライン総会が出来るような定款変更の議案が複数ありました。
私はバーチャル株主総会も良いですが、会場で行う株主総会は重要だと考えています。バーチャル株主総会ですと経営陣への質問が恣意的に選ばれるとの懸念や、その場で議決権行使が出来るのか、などの課題もありそうです。
特にガバナンスで問題が露呈した企業や、経営状態が大きく悪化した企業など、経営陣への質問や注文は会場の空気感も大切だからです。
この6月の株主総会ではデータ管理の問題が発覚し、その説明が虚偽だったZホールディングスは荒れそうです。
その他では日本郵政。豪州企業のM&Aで買収をしましたが、結局はタダ同然で売却。売却によって4000億円規模の減損損失処理をしたので、(買収当時と社長は変わっていますが)経営責任問題が問われそうです。
エーザイはアルツハイマー型認知症の治療薬で米国での承認が得られて、直近で株価は急騰しました。効果に関しては疑問を持つ専門家がいるものの、このエーザイも注目です。
しかし一番の大注目は東芝です。下記写真のように2020年6月の株主総会での、アクティビストに対する取締役の調査・対応などが疑問視されています。
2021年6月13日付・日本経済新聞朝刊より
今年は会場に行かないと思いますが、注目される株主総会は例年以上に多そうです。