oji弁理士の日常

おじさんで中堅どころをとっくに越えてしまった弁理士の日常と非日常生活

弁理士私見、じゃなくって試験

2006年04月22日 | Weblog
以下昔話。

弁理士試験の受験希望者が話を聞きたいとやって来たときに聞いてみること:
「特許法第29条第1項第1号を要件に分けなさい」
である。

「特許出願前に日本国内において公然知られた発明」

昔は 又は外国 が無かったので、今書いているケースなんか、まだ大丈夫だー、なんて言えたんだけどなー。それはともかく、それなりに勉強してくる人に聞くんだけれど、ほとんどの人がまともな回答ができない。

だいたいの人は
・特許出願前に
・日本国内において
・公然知られた
・発明
ってな感じで答える(今はレジュメ集が基本書だそうだから、みんなが正答できるのかな?)。

こういう人達には、弁理士試験の勉強の前に日本語を勉強したらって、よく言っていたっけ。

たった一人だけ、すぱっと答えた子がいたので(もう彼も中堅どころになってしまったけれど)、この子は受かるのが早いよ、と予言したら、約1年で受かった。現在のように、600だの700人だの受かる時代じゃなくて、70から80人、せいぜい90人という時代。競争率だけなら司法試験より上、と言われた時代だから、突出して早かった。

正解は書かないでおこうっと。
もし、このヘボブログを読んで正解がわかった方、貴方は弁理士に向いてます・・・とも言えないか。明細書書きはまた別の話、独立して仕事ができるかどうかはまたもっと別の話だから。でも、試験に受かるのは早いでしょう、タブン。。。

最新の画像もっと見る