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ゲーム日記とイラストを公開するブログ

Gレポ:『桜ノーリプライ』

2013-02-05 | ERG IMPRESSION
前回から大分間が空いてしまいましたが、
ギャルゲーレポート、略してGレポ開始したいと思います。
今回プレイするゲームソフトは『桜ノーリプライ』です。

20130122-3.jpg
(c)onomatope*
『桜ノーリプライ』 2012年
桜の咲かない島で生まれ育った主人公の一護。
父親の仕事の都合により、病弱な妹を祖母のもとに残し、
親しい友人と別れて故郷の島を離れることになる。
ところが数年後、通っていた学園で行われた姉妹校同士の交換学生制度に選ばれた一護は、
転校生として、島に戻ってくることに。
成長した妹や、あの頃の仲間たちの歓迎を受けながら、
また、あの時のような騒がしい日々が始まる。


このゲーム、妹を見た瞬間めちゃくちゃ好みだったんで手を出したんですけど、
この子の名前は眠兎(みんと)っていうんですね。
で、兄である主人公の名前は一護(いちご)
・・・・名付け的にはセーフなのかな(何


父親の転勤に一護が付いていった感じだけど、
祖母の元に妹が残ってて、戻ってきた一護も祖母のもとで生活するんだけど、
だったら別に島から出ていかなくても良かったんじゃね?
と思うのだが・・・。


さて、舞台は桜が全く咲かない島ってことなんですが、
それ聞くとなんか対称的なあの三日月型の島が思い浮かぶんですか、
これは禁止事項ですか。

しかし、劇中で

「俺達が生まれるずーっと昔、どこかで一年中桜が咲き乱れてる島があったんだって」

・・・・。

え、世界繋がってるの!?


まぁ、妹が好きなドラマのタイトルが"星屑の砂時計"という『夏色の砂時計』を模したものだったりするので、
ただパロディ要素が多い作品なんでしょう。
ちなみに、かつて『なついろ』ってエロゲがあり、そのPS2移植時のサブタイトルが"星屑のメモリー"だったりします。


そんなふうに思いながら話を進めていくと・・・

相手を笑顔にする魔法とか言いながら、この主人公、
手からお菓子が出るという不思議な能力を持っていた。

・・・・。

そして、桜の話も突き詰めていくと
昔、一年中桜が咲いていたことを知るのは
お年寄りぐらいしか居ないことも判明する。

え、ゲームの中の話とかじゃないの?

・・・・・。

さらに、クリスマスに主人公がいた学校で行われていたのがクリスマスパーティ。
その名もクリパ。
かつては各クラスが色々な催し物をして盛り上がっていたが、
現在では勉強に力を入れる方向になってしまい小規模なものになってしまったという。

・・・・・・・。

おい、もういい加減にしないと
うたまる(CV:桃井はるこ)呼ぶぞ。


しかし、ここまで匂わせておいたんだから、
話進めていけば、何かが明かされるだろう。
そんな期待を持ちながらプレイを続行。

まずはヒロイン級っぽい葉月美栗を狙う。
この子はなんか触れた人や物の感情が分かるの能力を持ってるらしいですよ?
そんなこと裏の裏話してる場合ではないんだが、やっぱりこういうと過去にいろいろあったようで。
そんな話が中心となり、島のことや前の学園のことについては一切触れられなかった。

イベントはどのルートでも、まず学園きってのオリエンテーションから始まり、
桜が咲かない島に桜を植えようとするところまで行き、
最後はクリスマスパーティを盛り上げようと企画し、
その後エンディングへと向かう。

え、それって桜の木を植えるけど、
それが春に本当に咲くかどうかは不明ってこと?


美栗はメインヒロインじゃなかったか・・・ということで次なるターゲットは妹の風間眠兎。
パッケージ絵を見るとちょっと身長が小さく、付属校ってことは○学生なんだろうか(ぉぃ)
さて、確実に妹とできちゃう訳ですが、そのことを幼馴染悟られたので告げることに。

「おかしいよな・・。気持ち悪いだろ?兄妹で、こんな・・・」

「ううん、そんなこと全然ないよ。一護くん」
いやおかしいだろ。

うーん、いつから兄妹で好き会うことが周りから祝福されるような時代になったんだ?
話は記憶が徐々に無くなってしまう病気が進行してしまう展開になり、成功率が低いとされる脳の手術を受けることに。
・・・脳の手術受けたのに丸坊主にならなかったのは良かったのか不自然なのか。
髪の毛残して脳の手術とか現代医学はすごいぜ(ぇ


と、ここまできて島の桜が咲かない理由やら何やらまったくわからないまま。
残るは昔ながらの仲間である幼馴染と学生漫画家とムードメーカーのバカ1人。
シナリオの謎が解けるようには思えないのだが。


学生にして漫画家・冴島もも
というわけで、やっぱり漫画のネタがどうのこうのって話に。
そして、最後はめちゃくちゃ大事件じゃないですか、あれ・・・。
で、もう既に一護の手からお菓子が出てくる設定が忘れられてるんだが。

バカ元気いっぱいのムードメーカー・月森千代子は、
弟に絡む話でちょっとむずかしい展開になるかと思ったが、
そんなこともなく、あっさり終わってしまった。
でも、ヒロインがこのノリだからとてもいいと思います。


そして最後は幼馴染である朝比奈苺
なにこれ。って書いて"まい"って読ませるんですか?

優しく温和な幼馴染であり、特に周りで問題が起こってる様子もないので、
これも何事も無く過ごせるんだろう・・・と思ったら急展開。
いやいや、そんな話付ける必要ないでしょと思うのだが・・・。


とは言いつつも、ヒロイン全員をクリア。
タイトル画面に戻ると・・・

何もない。

え、エピローグで説明不足の補完とかないの?


・・・
で、まぁ結局クリアしたわけですが、
美栗たちの在籍していた学校のことは全く触れられませんでした。
そして、一護の手からお菓子が出るという特殊能力についても謎のままです。

あれですか。
あんだけちょこちょこ謎をちりばめておきながら
結局オチすら思い浮かばなかったってことですか?
各ヒロインのエンディングもちょっと物足りないものばっかりだったし。
だったら中途半端にパロティなんか入れるなと。

このゲームではお弁当のCGがイベントに合わせて何種類も描かれているのが特徴なんですが、
そんなところに手を込んでる場合じゃないんじゃないの?と。


そんなちょっとユニークな桜をテーマにした物語でした。
ただきっとこれ思うんですけど
体験版の部分だけ、面白く作ってるような気がするんですよね。
で、これは面白そうだと思わせてプレイした人を最後にツッコませるという。
そんな気がしなくもないところで

以上、『桜ノーリプライ』プレイレポートでした。