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光の風☆★

~画家すずきゆきおの世界~
 夢と希望に癒しの芸術を
生み出す画家の日々の、つぶやき

手仕事をしている職人

2019-08-18 | 絵画
画家は手仕事をしている職人だという意識がある。
絵を描く人、一昔前だと絵描きさん!という呼び名が
使われていたと思う。
自分の仕事を他人に紹介する時は、
絵描き、もしくは画家、という。
決して今風にアーティスト、もしくは芸術家とは言わない。

いつからなのか、気がついてみると、
表現者は自らを芸術家とか、
アーティストを名のるようになってきた。

何でも良い、何かを表現したら、
それを作品と言うのではなく、芸術だという。

レベルのいかんを問わずに表現された作品を芸術だという。

昔の考えだと、最高の表現がされた極致のみを
芸術と言っていたと思う。
技術だけでなく普遍的な哲学を含んだものである。
ですから、
そんなに多くは芸術と呼称されるものは生まれないものです。

それなのに、
今の時代は芸術の安売りの感がある。
表現したら芸術家という。

弁えもなくなっているから、
自分から芸術家だと言ってしまう。

たとえば誰が見ても美人と思われる人が、
私は美人だと言わない。
決して自ら美人だと鼻持ちならないことは言わないものです。

今や、こと表現者は恥ずかしくも芸術という。
そして芸術家という。

芸術のバーゲンセールです。

古い時代の考えの私は、
画家は手仕事をしている職人と思っている。

手を主体にしているから頭でっかちな観念の虜にならないで
すんでいるのは幸いです。

手仕事は地味なものです。

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