ヤエが亡くなってから1ヶ月。
私達夫婦の年齢を考えたら、
犬と暮らすのもヤエの死をピリオドとしたい。
長いものです。
犬と共にいたのは計5匹で年数は40数年です。
いつも傍らに犬がいたわけです。
40数年の今、
初めて犬がいない生活。
歴代5匹の中でヤエは唯一、
ほとんど室内で過ごしていたので、
いつも私の傍らにいた。
制作している時も近くにいた。
なににしても側にいた。
ヤエの世話をしながら制作をしていたわけです。
ヤエが亡くなってから1ヶ月、
私は体調を崩したのが2日ある。
すぐに体調は元にもどり
制作をしていたが、
気がついてみたら、
熟読しなければ理解できない本を、
読んでいない。
そう言えば制作も、
個展出品のものは、ほぼ出来上がっているので、
正確には制作も読書も、
ここ1ヶ月いつものペースではない。
意識せずにいようと思っても、
喪失感が強い。
ヤエは亡くなる数時間前、
寝ていた姿から座りなおして、
私の目をじっと見詰めていた。
その時間、約1時間。
笑みを含んだ優しい眼差しで、
私を見つめていた。
どうした、ヤエ!と言いながら、
私は視線を合わせて話しかけていた。
あの時のヤエの目を思い出してしまう。
あのような目的を持たない、
欲求もしないで、
ひたすら私に向かって、
お父さん!という語りかけの、
無私の眼差し。
私は、不穏なものを感じて、
ヤエ、どうした!と声かけをしていた。
我儘な甘えん坊のヤエが、
もしかして自分の最後を本能的に感じて、
最後のお別れと感謝の気持ちを私に伝えていたのだろうか?
そのように考えたくなるヤエの眼差しだった。
どうも、この1ヶ月、
私の生活のリズムが狂っている。
変わらないスケジュールの日々を過ごしているつもりが、
どこか微妙にズレが生じているようだ。
ヤエは、いつも私のそばにいた。
制作されていく絵も見ていたと思う。
ヤエの大小の世話に食事、
散歩。
もろもろの世話をしながら、
それらが制作と混然と一体になっていたリズムが、
今は無くなった。
微妙に生活のリズムが破綻しているようだ。
メインサイト『すずきゆきおの世界』

私達夫婦の年齢を考えたら、
犬と暮らすのもヤエの死をピリオドとしたい。
長いものです。
犬と共にいたのは計5匹で年数は40数年です。
いつも傍らに犬がいたわけです。
40数年の今、
初めて犬がいない生活。
歴代5匹の中でヤエは唯一、
ほとんど室内で過ごしていたので、
いつも私の傍らにいた。
制作している時も近くにいた。
なににしても側にいた。
ヤエの世話をしながら制作をしていたわけです。
ヤエが亡くなってから1ヶ月、
私は体調を崩したのが2日ある。
すぐに体調は元にもどり
制作をしていたが、
気がついてみたら、
熟読しなければ理解できない本を、
読んでいない。
そう言えば制作も、
個展出品のものは、ほぼ出来上がっているので、
正確には制作も読書も、
ここ1ヶ月いつものペースではない。
意識せずにいようと思っても、
喪失感が強い。
ヤエは亡くなる数時間前、
寝ていた姿から座りなおして、
私の目をじっと見詰めていた。
その時間、約1時間。
笑みを含んだ優しい眼差しで、
私を見つめていた。
どうした、ヤエ!と言いながら、
私は視線を合わせて話しかけていた。
あの時のヤエの目を思い出してしまう。
あのような目的を持たない、
欲求もしないで、
ひたすら私に向かって、
お父さん!という語りかけの、
無私の眼差し。
私は、不穏なものを感じて、
ヤエ、どうした!と声かけをしていた。
我儘な甘えん坊のヤエが、
もしかして自分の最後を本能的に感じて、
最後のお別れと感謝の気持ちを私に伝えていたのだろうか?
そのように考えたくなるヤエの眼差しだった。
どうも、この1ヶ月、
私の生活のリズムが狂っている。
変わらないスケジュールの日々を過ごしているつもりが、
どこか微妙にズレが生じているようだ。
ヤエは、いつも私のそばにいた。
制作されていく絵も見ていたと思う。
ヤエの大小の世話に食事、
散歩。
もろもろの世話をしながら、
それらが制作と混然と一体になっていたリズムが、
今は無くなった。
微妙に生活のリズムが破綻しているようだ。
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