光の風☆★

~画家すずきゆきおの世界~
 夢と希望に癒しの芸術を
生み出す画家の日々の、つぶやき

グランドの輝き!

2012-08-28 | 日常
グランドの脇を通るたびに、
私は、いつもかならず言っていることがある。

「グランドの脇にくると同じことを、あなたは言うのね」と妻に言われた。
たしかに、いつも同じことを呟いている。

「彼等たち、青春が輝いている。
かつてスポーツに打ちこんでいた頃が懐かしい。
もう、あんな練習を炎天下でしたら死んでしまうな。
若いときは疲れをしらず無条件に体を動かしていたものだ。
若くないという定義は、健康のために歩くようになった時に始まる。」

まあ、こんなことを、
呟いているのですね。

すると、
「同じことを繰りかえし言うのも、老化の兆し」
なんてことを、妻に切り返されたりしている。

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洋画特選展、朝霧会

2012-08-16 | 絵画
昨日、8月15日(水)から8月21日(火)まで、
小田急百貨店の町田店、7階美術サロンで
朝霧会、洋画特選展が開かれています。

出品作家は15名、私も出品しています。

会期中に一度は会場に行きます。
町田周辺の方達にご来場いただければ嬉しいです。

以下、案内ハガキの文面から、

朝霧会は源氏物語ゆかりの地、京都宇治に集い作品の発表を
行って来た作家の会です。
この度、朝霧会作家の力作の数々を展覧する運びとなりました。
ぜひ、この機会にご高覧賜りますようご案内申し上げます。

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蝶になるまでは!

2012-08-10 | 日常
我が家のミカンの木からアゲハ蝶が羽ばたいて行く。

この写真は幼虫。

土壌と気候がミカンの生育に適しているのか、
何にも手入れしなくても毎年、ミカンが沢山なる。

アトリエにも写真のような幼虫からサナギのような段階の
作品が沢山ある。

しかし、
このミカンの木のように手入れしなくても生(な)るとは言いがたい。

作品が生るようにするためには、
制作をして作品を育てなければならない。

それは、
足らないところを付け加えたり、
余分なところを削ったり、

何を表したいのかを明らかにしたり。

この場合を譬えれば、
制作をする画家は良き農夫のようでなければと思う。

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レクチオ・ディヴィナのように!

2012-08-04 | 絵画
レクチオ・ディヴィナという言葉があるらしい。
古代の修道院では聖書を読むことが祈りであったという。非常にゆっくりと
一つひとつの言葉にさわるように読むことらしい。たんなる熟読とも違うらしい。
読解とか早く読むとかの対極にある方法なので、逆に忙しい現代生活にこそ、
レクチオ・ディヴィナのような姿勢が必要かもしれない。

先日、三枝大二先生の絵を額縁から取りだして手にとって、
じっくりと見ました。
まるでレクチオ・ディヴィナのような方法で絵を見たということでしょうか?
4号大の小さなキャンバスの裏から側面、
もちろん表面の絵の具の状態に筆の跡を追って、
自分で制作する気持ちで、時間をかけて観察しました。

この絵は、20数年前だったか?私が買ったものです。
爾来おりにふれて手にとって観察していましたが、
たぶん10数回?いや、もっと回数が多いかな。
しかし、その回数でも気がつかなかったことを発見したのです。

ほとんど抽象画を思わせる具象画で、
慣れないと何を描いてあるか分からない作風ですが、
漁港の絵です。腰越漁港で先生の代表作の中の一点です。

何が分かったのか?発見したのか?
見落としていた秘密がキャンバスの側面にあったのです。
黄金分割法による構図で制作していることです。

それがための線の跡が側面に記してあり、
正方形になる位置に・S・と印がついている。
自由奔放に制作したように見える作品の、
その自由さを支えるのに黄金分割法があったということです。

三枝大二先生(1912年~2003年)は第一美術会の会長でした。
早稲田大学理工学部建築科の卒業。

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