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光の風☆★

~画家すずきゆきおの世界~
 夢と希望に癒しの芸術を
生み出す画家の日々の、つぶやき

生徒から力をいただく!

2019-10-25 | 絵画
籠る日々を続けようと思ったわけではないが、
やはり行動半径はアトリエを中心にして5~6キロ。

驚くほどの地元だけの生活が2ケ月。

画壇の仙人と言われた熊谷守一さんは、
晩年の76歳から約20年間は
自宅の小さな庭から一歩も外出しなかったそうです。

それと比べても仕方がないが、
私の行動半径は熊谷守一さんより広い。

制作に読書を中心の日々は、
心の中の旅路は広く深く行動半径は充実していると思っている。

実際に出かける時は新幹線、飛行機、等々で
遠くにいきますから。

出かける時節には、
一気に出かけますが、
時節の到来がまだのようで、
行動半径が5~6キロです。

もっぱら路線バスのお世話になっている。

文章の脱線はこのへんにして、

タイトル、「生徒から力をいただく」に、
話題をうつします。

絵画塾も、あと2年ぐらいで止めようと思っていたのです。

制作は生ある内は、
止めることはないですが、
人に教えるのは2年後ぐらいで引退かなと考えていたのです。

2ヶ所で教えていたのが今は1ヶ所になり、
そろそろ止める潮時が近づいてきたと
思っていたのですが、
潮時を延期することにしたのです。

なぜかと言うと、
今年の6月に何と86歳の女性が、
私でも絵が描けるようになりたいと来たのです。

今までの初心者の最高年齢76歳でしたから、
それを上回ること10歳。

新しいことを始めるのに遅いと、
しり込みすると思われる、
86歳!

絵を描く喜びを早く実感してほしいと、
86歳の年齢を考えて工夫して指導をし始めた。
絵を描くことによって新たな発見が出来たら、
それをお手伝いする喜びがあります。

さらに、妻の学習塾に通っていた
22歳の大学生が入った。
彼女のお母さん(40代半ば)と一緒に来始めた。

若い人には、それなりの指導があるし、
一人ひとり、それぞれの対応がある。

まだまだ教えることから引退は出来そうもない。
老けこむのは早いということらしい。

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何にもしないという充電方法!

2019-08-30 | 絵画
数日前、いきなり電池切れになった。
正確に言いますと電池切れのようになった!
もうすこし適切な譬えが言えないものかと思いながら、
やはり、電池切れ!状態としか言えない。

何にもしたくない。
オンともオフとも違うその中間地帯。
スマホならば充電すればすむことですが、
最も良い対処法は、無為にして何にもしないことが、
良いのは体験的に分かっている。

何にもしないというのが充電になる。
本当に何にもしないのです。

気分転換に出かけるとかもしない。
ひたすらに何にもしない。

年に、1ないし2回ほどある電池切れ。
予測できないから前もって対処不能。

ただひたすらに何にもしないと決めていると、
充電が完了する。

このたびは2日で完了(笑)

ご心配おかけしました。
誰も心配していないか!(笑)

これから早めの昼食、沖縄ソバを食べてから、
30号の作品等、
数枚をゼロからやり直し。
描きかけの、それらを下塗りからやり直し。

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手仕事をしている職人

2019-08-18 | 絵画
画家は手仕事をしている職人だという意識がある。
絵を描く人、一昔前だと絵描きさん!という呼び名が
使われていたと思う。
自分の仕事を他人に紹介する時は、
絵描き、もしくは画家、という。
決して今風にアーティスト、もしくは芸術家とは言わない。

いつからなのか、気がついてみると、
表現者は自らを芸術家とか、
アーティストを名のるようになってきた。

何でも良い、何かを表現したら、
それを作品と言うのではなく、芸術だという。

レベルのいかんを問わずに表現された作品を芸術だという。

昔の考えだと、最高の表現がされた極致のみを
芸術と言っていたと思う。
技術だけでなく普遍的な哲学を含んだものである。
ですから、
そんなに多くは芸術と呼称されるものは生まれないものです。

それなのに、
今の時代は芸術の安売りの感がある。
表現したら芸術家という。

弁えもなくなっているから、
自分から芸術家だと言ってしまう。

たとえば誰が見ても美人と思われる人が、
私は美人だと言わない。
決して自ら美人だと鼻持ちならないことは言わないものです。

今や、こと表現者は恥ずかしくも芸術という。
そして芸術家という。

芸術のバーゲンセールです。

古い時代の考えの私は、
画家は手仕事をしている職人と思っている。

手を主体にしているから頭でっかちな観念の虜にならないで
すんでいるのは幸いです。

手仕事は地味なものです。

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雑感177(理念)

2019-07-14 | 絵画
前回のブログで
何か忘れ物をしているような気がしてならない。
それが何であるか皆目、見当がつかないと呟いてから一ヶ月経とうとしている。

古稀を過ぎてから老いを少し感じるように、
それと比例して過去にしなければならない、
大事な事を忘れてしまった。
具体的な行動だろうか?
いくら考えても分からないので、
まあ、そんなにギシギシと悩まなくても良いと思うことにした。

まあ、制作も日々、休まずにしていることで、
それだけで満足とする。

しかし、どこか心の奥底で、
ワスレモノはどこですか?
ワスレモノを見つけましたか?

先日、数年前のブログを遡って読んでいた。

昔は頻繁にブログを更新していた。
それに比べて今は呟くこともしなくなった。

昔のブログを読んでいると過去の平凡な日々を思い出してくる。
それに浸るのは単なる懐旧かもしれないが、

たまには、そんな気分に酔うのも安上がりだ。

突然、ワスレモノが昔のブログの中に見つかった。

そこに探していたワスレモノが偶然に見つかった。

ただ思い出すだけで良いのだがワスレモノになっていた。

以下『 』の文章です。

『自分のためだけではなく、隣人(他者)のために生きるということ、
画家は絵を描いて発表するのも、絵を買っていただくのも、
自分のためだけに絵を描いているのではなく、
隣人のために描いていることになるのですね。

自分のために描く、プラス、隣人のために描く人、イコール画家なのです。
それは私の言葉で言えば、「絵を通して幸せを他者に届ける」』

画家として生きていく決意をした時に、
私の心の中に理念として掲げたものを、
近頃、忘れていませんか?との問いかけが、
潜在意識からしきりにあったのでしょうね。

あなたの理念は何ですか?
忘れていませんか?

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雑感174(人格の遠近法)

2019-04-18 | 絵画
私のような作風は一見して遠近法を
考えていないと思うかもしれない。
しかし、画面の奥へといざなうための
表現を心がけているし、
成功したと思われると完成です。

一般的な写実、あるいは具象的な表現の作風の、
遠近法とは違ったものかもしれないが、
かなり遠近を意識して制作をしている。

写実、あるいは具象画の絵は、
画面の中の遠近を、つまり近くの物は近くに、
遠くの物は遠くにあるように表現されている。
それらは一見して遠近法があるように感じられるが、
必ずしも、それがあるわけではないから鑑賞は難しい。

抽象画でも、あるいは書道の字でも、
遠近が作品の中にあるものです。

遠近法がある作品は、
画面から、その奥へといざなう、
見る人を受け入れて大きく包んでくれる。

見る人を讃えて受け入れてくれる。
人はたぶん誰でも自らの存在を良しとして、
受け入れてほしいと思っている。

遠近法がある作品と、
見る人とが心で感応しあえるから、
受け入れてくれるから感動が生まれる。

最近しきりに考えているのは、
考えるというよりも直感的に分かったことですが、
絵画の中に遠近法があるかどうかを考えている時に、
翻然と分かった。

人間にも、
遠近法がある人と無い人がいるという事実に気がついた。
遠近法に当てはめて作品を見るように、
人にも当てはまることに気がついた。

対象の人は子どもではなく大人です。

遠近法の無い人は、
作品でいうところの奥行が無いわけですから、
印象としては受け入れではなく、
他者への拒絶です。

たぶん、そういう人は拒絶しているとは思っていない。

遠近法が深くある人から、
浅い人、そして全くない人、
本当に個々にそれぞれです。

ようするに包容力のある温かい人間性がある人格に、
遠近法があるということです。

作品の評価にたとえば、
酷いレベルでも、
祭り上げられたら遠近のないまま、
偉いと錯覚したままということになってしまう。

人も同じですね、
他者の考えを相手の立場に思いをはせることも、
それをしょうともせずにいたら、
他者の、ささやかな心の一片さえ拒絶するとしたらば、
平面のキャンバスそのものです。

人格が平面そのもので、
奥行が無い、遠近法が無いことになる。

遠近法のある大人であるかどうかを、
自戒をこめて思うことが近頃多いです。

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