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光の風☆★

~画家すずきゆきおの世界~
 夢と希望に癒しの芸術を
生み出す画家の日々の、つぶやき

雑感146(タラントン)

2017-01-17 | 精神世界、道徳
だいぶブログの更新が滞ってしまった。
年末の引っ越しで慌ただしかったと言い訳をしても、
大した意味もない。

住む場所が変わると心機一転の気持ちになる。
それと同時に古希という年齢からくる感慨もある。

繰り返しになるが
まぎれもなく人生第4楽章に入っているという
実感がある。

そして暦は新しい年を迎えている。

しきりに近頃、タラントンの譬えを考えている。

神さまから授かった預かりものを、
十分に生かしきっているだろうか?

人として生を授かったということは、
誰もがそれぞれのタラントンがある。

私のタラントンを生かしきっているだろうか?
神さまから預かったタラントンを2倍までに増やせただろうか?
そして神さまから、よくやった!と褒めていただけるだろうか?

とてもとても心もとない。

ならばタラントンを生かすことだけの第4楽章にしたいものです。

「天の国はまた次のようにたとえられる。
ある人が旅行に出かけるとき、僕(しもべ)たちを呼んで、
自分の財産を預けた。
それぞれの力に応じて、
一人には5タラントン、
一人には2タラントン、
もう一人には1タラントンを預けて旅に出かけた。
(マタイ25章14~15)」

かなり日が経って主人が旅行が帰ってきて清算をすると、
5タラントン預かった人は、さらに5タラントン増やしていた。

2タラントン預かった人も、さらに2タラントン増やしていた。

この2倍に増やした人たちは主人から褒められるが、

1タラントン預かったひとは、それを地の中に隠しておいたから、
増えもせず減りもしなかったので、
主人から叱られてしまう。

という譬えがある。

これは財産の蓄財の話しではない。

それぞれの人が神さまから預かった賜物を、
存分に生かしきっているかどうかを、
問いかけていると思う。

ならば私はどうだろうか

そう思うと第4楽章を輝かせることが
出来るかどうかは賜物を、
しっかりと意識していくことしかない。

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雑感144(18歳の君!)

2016-12-13 | 精神世界、道徳
片付けをしていたら、
15歳~20歳頃の日記が出てきた。
日記帳の他にも、
広告の裏側、小さなメモ帳にも、

そして学校のノートにも、
肝心の授業内容を疎かにして、
思うこと感じることを、
そして詩の類が、びっしり書いてあった。
絵の展覧会の感想もある。

日記の類は書いていたのは覚えていたが、
こんなに大量に書いていたとは信じられない思い。

50年前の事だが読むと当時を鮮明に思い出す。

15歳~20歳の中間の年齢を18歳とすると、
古希をむかえた今の私が、
あの当時の18歳の私(君)に出会えたら、
どうのように見えるだろうか?

たぶん青くさくて生意気であり、
妥協をしらない生一本さは息苦しくもある。

それらは良くも悪くも現在の私に繋がっていくのは、
確かなことで否定しえないわけであっても、

大量の日記帳やメモは古希の私には見るに堪えない
恥ずかしいものです。

ですから全部、廃棄処分をした。

しかし中編童話の一作だけは残した。
ストーリーは書いた本人が忘れていたからこそ、
筋書きの展開が予想外に面白かった。

テーマも意外に良いと自画自賛。

しかし、18歳の君よ!
本当に、人生の起伏や機微まで、
そんなことがわかっていたの?
と言いたくなりますが。

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雑感143(天国)

2016-11-24 | 精神世界、道徳
「天国にひとりでいたら、これより大きな苦痛はあるまい。」
(「格言的」から)
ゲーテの格言集からの言葉です。

普通に考える天国のイメージは平安に満ちた美しい所、
安らぎに満ちた至れり尽くせりの、
これ以上の良い環境はない所です。

しかしゲーテの格言のように、
その天国に自分一人しかいなかったら、
これ以上、残酷なものはないだろう。
孤独な状態は天国ではなく地獄であろう。

近頃しきりに、
親友のK神父は言う。

すずき、天国は人のために何かをしてやりたいと自然に思って
行動をしてしまう所なんだ。
損得の見返りは考えずに人のために、
その人にとって最も良いことをしたいと思って、
行動するところなんだ。

喜んで人のために働きたくなる所なんだ。

私は、なるほど!と思った。

話しかける人もいなくて、
誰か人のために何かをしたいと考えても、
自分一人では、それらの行ないは出来ない。

天国は喜んで働くところ、
死して安楽に寝て暮らす場所とはいえない。
はたを楽にする。
はた!らく!

現世であれ天国であれ、

天国にひとりでいたら、これより大きな苦痛はあるまい。

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雑感140(懐旧は逆行?)

2016-09-12 | 精神世界、道徳
新たな一歩を踏み出すために、
どうしても断捨離が必要となったが、
取っておいても不要な物は捨てている。
思い切り捨てる。

同時に今までの歩み、
特に画業の事に関することは、
ある程度は記録として残して保存している。

雑誌に書いたエッセイも残しておきたい。
エッセイも今思うと、けっこう書いた。

作品の画像の写真は残しておきたい。

個展のハガキは本当に多い。
それだけ沢山の展覧会をしてきたのだと感慨深くなる。

整理整頓が不得手なのでストレスになってしまう。

頂いた手紙も捨てられないので、
どのように保存したら良いのか?

どうしても資料の整理整頓は、
過去を振り返ってしまう。

忘れていた過去の記憶が蘇ったりするから、
懐かしい反面、

どうしても気持ちが後ろ向きになってしまうのは否めない。

制作をしていると気持ちが前向きになる。

制作は休みなくしているので、
断捨離をしていても、資料の整理をしていても、
まあ元気が削がれることはないと!

強がっても何処か晴れやかではない。

「一日の懐旧は十日の逆行を来す。
一年の旧談は十年の背戻(はいれい)を至す。
美行佳話と雖も、事の今日に益なきものは必ず皆わが進学を害す。
百年学んで得る所なし。
終に廃頽のみ。(新井奥遂 聖言)」

厳しい言葉だが正にそうです。

しかし!と言って新井奥遂先生に抗弁を一つ。

青虫が蛹になる前に、
しきりに沢山の排出物を出していきますが、

新たな一歩を、
新たな日々を後半生に繰り広げるためには、
今は必要な断捨離に、
整理整頓ということです。

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雑感137(ともかく笑顔)

2016-08-25 | 精神世界、道徳
先日のことです。
何気なくショーウインドーを見た時、
不機嫌そうな顔をした初老の男性の姿が映っていた。
ぎっく!とした。
自分の顔ではないか。

かねてから私の持論というか偏見を持っていて、
世の中、不機嫌な、あるいは怒ったような顔をしている、
おじいさん、おばあさん、が多いと思っている。

苦虫を噛みつぶしたような顔をして歩いている。
特に男性のほうが多い。
その例にもれずに私がショーウインドーに映っていた。

今朝、妻が、
なるべく努めて朗らかに笑って過ごしたいわね。
何があっても、笑っていたい。

あなた(私のこと)近頃、
何となく鬱々していて、...らしくない。

そうかな?

そうよ!
何でも良いから笑って朗らかにするようにしたい。

朝が早いのに電話のベルが鳴った。
電話の用事が終えたら、
水道を使っていたのに
水道の栓を閉めるのを忘れた。

あなた、水道の栓を絞めていない。

いつもなら弁解するところ、

さっそく実行。

はっはっ!と作り笑いの馬鹿笑いをしたら、
妻も作り笑いで、はっはっ!と応じた。

馬鹿らしくなって本当に可笑しくなって、
次々と何ってことないことに、
いちいち可笑しくなって二人して笑っていた。

歳をとるとホウレイ線の関係で、
不機嫌でなくても怒っているように見えるものです。

ですから、
おじいさん、おばあさんは、
心がけて、
微笑むくらいでないとまずいよね。

しげしげとお互いの顔を見ていると、
本当だと思って、
またゲラゲラ笑ってしまった。

「いつも喜んでいなさい。
絶えず祈りなさい。
どんなことにも感謝しなさい。
(テサロニケの信徒への手紙、5章16~18)」

天の石屋度に天照大御神が隠れてしまうと、
地上は真っ暗闇になってしまい、
禍々しいことがわき上がった時に、

天のウズメノミコトが、
剽軽な踊りをすると神々が笑ったという話しが、
「古事記」にあります。
そして笑い声につられて、
天照大御神が岩屋度から出てくると、
また明るい世の中になった。

笑いが禍々しさを吹き払っていく
キッカケになっていった訳です。

聖書から古事記から引用せずとも、
笑うことは良い。

不機嫌に小言を言いがちな私は、
それを初老のせいにせずに、
ともかく笑って朗らかにしていたいものです。

世の中の矛盾も、
笑って笑い飛ばすのが良いかもしれない。

今日は特に愉快なことがある訳ではないが、
何だか朝から朗らかな気分になっている。

鬱々していて気分が晴れていないとの、
妻からの指摘は驚いた。

図星です。

年齢と共に笑わなくなっていくものを、
まして鬱々とさせる事があっても、
だからこそ、
笑って笑い飛ばせ!です。

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