出沢活性化の会で【三州マタギ小屋】を訪ねた。
『日間賀島でいっぱい飲むか、』
で始まった話なのだが、出沢の連中は真面目?だ。
『ただ、飲んでばかりいても仕方がない、途中でどっか見ていくか』
とイノシシのがあるという、
岡崎市夏山町の【三州マタギ小屋】を訪ねることになったのだ。
本宿を回り込んできたので、えらく遠くに来たように思ったが、
よく考えてみれば出沢からここまで直線距離で20キロもない。
作手高里の向う側、同じ巴山の山裾だ。
イノシシが悪さをするからやっつける。捕ったら勿体無いから
解体して食べる。これで金儲けしようと思っているならやめたほうがいい・・。
小屋・わな・解体道具・・、必要なものは金をかけずに自分たちで作る。
なんとか後継者をつくろうと、仲間を募りNPOを立ち上げた・・・。
代表の日浅さんの説明は明快だ。
箱ワナはともかく、自作したという解体ナイフは道具の域を超え芸術品だ。
山あいの渓谷の脇の小屋、人懐こいのと、やたらと吠えまくっているのと
二匹のワンコ。おおらかそうな奥さんも周りにマッチして収まっている。
羨ましい。ここは日浅さんの遊び場だ、日浅ワールドだな・・。
日浅さんの話を聞いているうちにるミッチャの目が輝きだした。
長年の付き合いでよく分かるのだが、ミッチャがあの目をした時、
頭のなかには、すでに【出沢マタギ小屋】が建っている。