Folding Paper's Lonely Hearts Club Band

ヨーグルトも紅茶も缶コーヒーも大好きです。

世界の車窓からvol.63(会津編)

2018年05月27日 18時50分48秒 | 旅行記
昨年9月・10月と福島会津方面へ遊びに行ったのでまとめます。改めて会津ってのは広いですね。会津だけで単独の県となっても違和感無いぐらいです。

まずは9月末に流しそうめんを食べに福島の山奥へ向かいました。生憎天気も悪いし寒いよ...
福島の115号を安達太良方面へ登っていく途中にあります。115号から林道をうねうね登っていくので道が分かりづらいです。事前に地図を確認して頑張って行きましょう。

手前の塩ビ管から直接ぼとっとそうめんが流れてきます(笑)周期的に流れて来るわけでも無いので、やたらそうめんが流れて来るときもあれば、なかなか出てこないときもあります。システムがちょっと謎。
奥の沢はあくまでディスプレイ用で、塩ビ管は別なところに接続されています。自然の沢にどんぶらこどんぶらことそうめんが流れていたら面白いですね。
流しそうめん、楽しいけど真夏に来るべきだ、あんまり人もいなかったし時期を間違えたかな。

近くで雰囲気よさそうなお店を見つけました。ささき牧場カフェ。寒いけどアイス食べたい!

ミルク感がおいしい

途中土湯温泉に寄り、猪苗代湖畔まで来ました。波の音がぽちゃぽちゃと聞こえるだけでのんびりした時間です。夕焼けも差して気持ちが良い。

帰り道は米沢まで向かい、米沢牛しゃぶしゃぶを食べる。とろけるようでおいしい。そして値段がびっくり。

後日、10月は紅葉を見に桧枝岐村まで行きます。どこ?って思った方はググってください。

途中塔のへつりに寄ります。会津鉄道の駅が近い!
会津鉄道と言えば、現在特急リバティ号が会津田島〜浅草間を結んでいます。東京まで電車一本で行けるって凄くないですか?なんというか新幹線ホームで東京行きとか新青森行きとアナウンスされてもあまり響きませんが、在来線ホームで上野行きや郡山行きとアナウンスされるとワクワクします。
宮城にいると在来線特急ってあまり親近感が無いです。唯一仙台に乗り入れていたスーパーひたちも震災の影響もあり消滅してしまいました。そんなスーパーひたち用の車両も常磐線から引退してしまいました。悲しい。

へつりとは崖を意味するようです。

自然が作り出した崖は通路みたいになっています。

くぼみの中に入ると祠のようなものがあります。ここまで水嵩上がったら全部流されないのかしら。

その後、大内宿を抜けて奥に位置する大内ダムへ。ダム堤体から大内宿が遠くに望めます。
(ここまで来て大内宿に寄らない我々、駐車場整理のおっちゃんに何度も呼び止められる。)

大内ダムで取水した水は、直接東の山をぶち抜き山を越えた先の横川ダムに注ぎます。発電の仕方がダイナミック!

桧枝岐村に入る頃にはあたりは真っ暗。星が綺麗そうですが天気が悪く何も見えない。
村に入ると立派な門が迎えてくれます。井籠門と言うらしく去年の5月に竣工したようです。ここ桧枝岐村、川沿いにもほとんど平地がなく七ケ宿町より人口も少ないです。国道もほぼ行き止まりみたいなものだし、すごいとこに来ちゃいましたね。
本日は桧枝岐村にて宿泊。

翌日は尾瀬に入ります。山の向こうは群馬県!

眼下は一面の紅葉で赤い!天気が悪いのがおしい。

晴れていれば紅葉も映えるんだけど。

尾瀬の御池まで来ました。我々以外のハイキング?の方々はフル装備です。どこまで行く気なのでしょうか。
雨脚が強くなったので戻ります。次回はもう少しちゃんとした格好で来よう。次回いつ来るかわかりませんが。

121号から栃木に入り川治ダムへ。
平面的なアーチはもちろん、横断的なアーチも分かりやすい。

アバット部の階段工は蛇腹折りのような美しさ。手すりが奥まで伸びていってまるで合わせ鏡のようです。

下流側からアーチを望みますが大きすぎてフレームに収まらない。クレストからの越流時に壁面のキャットウォーク渡ったらどんな気分なんでしょう。

この先、ゆくゆくは利根川につながると思うと長い旅路ですな。H27の線状降水帯の時はここ川治ダムも大活躍でした。

事務所は張り出しており、何かの基地のようです。下の部分パカッと開いて戦闘機とか出てきそう。ウルトラマンネクサス的な。
やはり法面工やアバットの階段が綺麗。こうしてみるとちょっと折り紙っぽいよね。

世界の車窓からvol.62(東海道編)

2018年05月20日 17時52分27秒 | 旅行記
ヤングマン(YMCA)を聞くと「わーけむしだ!」を思い出します。

さて昨年夏の一大ドライブ旅行も今回が最終編です。
今回は愛知から静岡・山梨・神奈川と抜け、仙台に帰るまでですね。途中浜松から富士まで新名神高速を使いましたが、怖いよあの道路。ほとんど関東ナンバーだし、トラックも平気で120km/h出してるし。軽自動車の私はつらたん。


さて旅の初めは我が地元、尾張一宮は真清田神社へ向かいます。駅前からアーケードを歩いて行き突き当たりに大きな神社が望めます。街中にある感じは岩沼の竹駒神社と似たようなもんですが、街の規模が違うよ。

鳥居をくぐると、立派な正門と橋(?)があります。

境内はこんなかんじ。木陰が気持ち良いです。

駅に戻ってきました。ここ一宮の駅はJRと名鉄ありますが、どちらも高架駅で特急も停まる一大ターミナルです。

なんかやたら駅舎が立派なんですが。昔の雑居ビル感満載なコンクリート駅舎のイメージがあるので、こんなおしゃれになってびっくり。ちなみに名鉄口の方は昔のままで安心。

中庭?もあって、ずいぶん立派な駅になっちまった。すげーよ一宮、一気に都会っぽくなってしまった。

一宮からは岩倉を通り小牧空港に向かいます。仙台と名古屋行き来していた頃、よく使っていたのでここもちょっとした思い出の場所。セントレアは一回しか行ったことないし(笑)
名古屋空港といえば中央階段の踊り場のところに大きいモザイク絵(?)があった記憶があるのですが、現在の名古屋空港は一階しか入れないみたいで、ちょっと寂しい。昔の面影はありませんでしたね。

今やFDAがかつての国際空港を占領しています。FDAといえばついに仙台空港にも進出してきました。日1便ですが仙台−出雲線に就航ですって。いやーびっくりだよね。これまでの仙台空港といえば、札幌や名古屋、福岡、大阪など仙台より都会を結ぶ路線がメインでした(広島や小松便もあるけど、まぁ置いといて。)これまでも函館便や高松便もあった気がしますが、なんらかの理由があって廃止になったことと思います。函館にいたっては新幹線も出来たのでいずれ消えゆく運命でしたでしょうが。仙台レベルの街で、より田舎の地方都市と結ぶのは搭乗率とかの面で難しいのかと思うよ。とそんな状況の中、名乗りを上げたのがなんと出雲だとはね。松山とか鹿児島でもなく、出雲ですって。東北に住んでると全く馴染みないけどねぇ、あの辺。一年もったら素直に凄いなぁ。もし残ったら意外と需要のある路線だったとFDAの先見の明には感服するわ。一応アクセス鉄道もあるし仙台空港自体は利便性良いと思うんだ。綺麗なターミナルだし、現在LCCターミナル(?)って別棟も建設中ですし。民営化も手伝ってこれから頑張って欲しいね。
とかなんとか言ってますが今年の5月連休に、ちゃっかりFDAを使って出雲に行きました。だって7,000円で行けるし半年ぐらいで休止になりそうなんだもん。高速使って車で行ったり伊丹乗継ぎでスーパーはくとで行くのも馬鹿らしいよね。

色とりどりの航空機が来るのでなかなか飽きません。

外観はかつての面影を残しています。2階や3階のスペースは今どうなっているんだろうか。

名古屋からは一気に豊川まで降りて豊川からは新城方面に向かいます。名古屋もっと満喫したかったなぁ、次回また名古屋メインでドライブに来よう。
道の駅もっくる新城にてお昼ご飯。昼時とも重なりやたら混んでます。後で知りましたが開業したばっかりの道の駅だったそうですね。

猪(しし)ラーメンだそうです。

わざわざ新城に来たのは、日本三大堰堤のひとつと言われる長篠堰堤があるからです。(ほかは秋田の藤倉ダムと大分の白水溜池堰堤だそうです。)
越流吐が延長方向に非常に長いのが特徴的です。基本的にダムや堰堤は河川に対して横断する形で設置されますが、これは左岸側に堰堤を設け、右岸側にゲートを備えています(もとの地形を生かしているのでしょうか。)

赤いゲートが映えますね。

いかにも夏といった景色。

右岸に釣堀があり、釣堀伝いに川沿いまで降りられますが、柵もなく落っこちそう。結構落差があり怖い。左岸側は崖がせまり取水口まで降りる道がありますが、立入り禁止で堰堤近くへ降りていくのは難しそうです。

長篠からはそのまま山を越え浜松は龍潭寺を訪れます。井伊直虎の影響かここも人が多いです(井伊家ゆかりの地だったなんて知らないよ。日本史全然興味無いので...)

お庭が綺麗。木々のひとつひとつ、石もひとつひとつ手入れしていくのは骨が折れそう。

石庭もあり、建物自体も趣があり歴史を知らなくても十分楽しめます(歴史を知った方がより楽しめるのかと思いますが、いかんせん興味無いので...)

古い戸にも絵の痕跡が見られます。

上記戸の裏側。どういう絵が描いてあったんだろう。

襖越しの坪庭。語彙が貧しくて申し訳ないけど、すごく良いです!

日本庭園と中国庭園の違い。大きく言うと日本庭園は人の手があまり入っていないように見せかけ、中国庭園は人の手が入っているのを見せつけて自然を支配することを表現します。
どちらも興味深く面白いです。シェーンブルン宮殿やチズウィックガーデンにも一度は行ってみたいものです。(今回のモロッコついででロンドン寄り道の祭にアビーロードと共に行くはずだったのに...)

日曜の黄昏時といった雰囲気。時間がゆっくりと流れるようです。

お地蔵さんは、じっと訪れるお客さんを見ています。今までどんな人を見てきたんだろうか。

浜名湖まで降りてきました、ここでは東海道新幹線を見るよ。それはいいけど防音壁が高くて格好良く撮れない。よく見る「浜名湖を渡る新幹線の絵」はどこで撮れるのだろうか(行き当たりばったりで来るからこうなるんだいつも。良く調べてから来るべきなのに。いつも旅行すると帰ってから、あんなとこやこんなとこもあったと気づくダメなパターンです。)
0系や100系はおろか300系や500系でさえもう東海道を走っていないなんて衝撃的だよね。東海道にはN700系しかいないのかなぁ。なんか寂しい。

よくここまで来たと思うよ。君はよく頑張ったよ。帰ったらオイル交換してやるからそれまで頼むな。

浜松から富士宮まで高速をひた走り、富士宮にて一泊。ようやく最終日です。

富士宮といえば白糸の滝。やたらダムとか滝とか行きますが、水が好きなんです私。

まずは音止めの滝。ごうごうと音立ててるけどね。

そしてお目当の白糸の滝。ナイアガラの滝みたいなダイナミックな景色は大陸に任せるとして、日本はこういった繊細な風情を売りにしていきたいものです。
富士の伏流水でして、水がめちゃくちゃ綺麗です。岩の隙間からも水が湧いてるのかしら。

写真からも水音が聞こえてきそう。

滝の上には祠のようなものがあり、水がとても澄んでいます。汲めば飲めそう。

神秘的で、これは奉りたくなる気持ちも分かる。

サードアルバムのジャケットはこれだな。

富士山の麓をぐるっと回り、山梨に入って少し休憩。
国道139号でちらっと青木ヶ原樹海を通りました。正直樹海って言ってもただの森やんって思ってましたが、一面森なのね。一度遊歩道から離れて迷ったら抜け出せなさそうだわ。ほぼ高低差の無い360度森だから迷うよあれは。

富士吉田から中央道にて大月の猿橋に到着。

こちらも日本三大奇橋のひとつとされています。なんで猿橋と言うのかは分かりません。

上流に少し行けば谷は緩やかなのに

わざわざ急な狭窄部に橋をかけてます。今の道路設計の考えからいうと上流に橋をかけた方が無難ですが、当時は橋が流される危険性が無いので狭窄部の高い位置にかけたのかな。

去年岩国の錦帯橋に行ったので、あとは徳島は祖谷のかずら橋だけだ。

上流には新しい猿橋、下流には用水橋が架けられており、往時は交通の要だったのでしょうか。

見ての通り猿橋は人道橋ですが、新猿橋は車両の通行が可能です。すぐ隣に学校があり地元の通学路になってまして生活路として溶け込んでいます。
ちなみに近くには長いエスカレータで有名な四方津駅があったりと見所がいくつかあります。

少し寄り道して中央道廃道区間へ。なぜ廃道となったかは知らない。

奥には現道の中央道も望めます。

ここは、かつての高速道路に降り立てます。高速道路に車止めて降りることができるって新鮮!

立派な通りですが前後が細い市道としか繋がってないので車通りも少ないです

そもそも細い市道をあみだくじのように伝って来るので、ここまで来るのも結構大変。

国道20号を東へ進み神奈川県、相模ダムへ

高欄は後付け感満載ですが、それをものともしないデザインはどこか中華的でおしゃれ。

下流はこんな感じ。水は相模川として茅ヶ崎方面に流れていきます。茅ヶ崎と聞くともう目の前は町田や相模原など関東の街中なんだなと改めて実感しますね。

この後は中央道に乗りひたすら高速で帰っていきます。八王子ジャンクションで一部二車線になるので渋滞してます。普通の日でこれだから連休によく聞く小仏トンネルで50km渋滞っていうのも頷けます。
これにて日本半周の旅も終わり。結果的にモロッコは行けませんでしたが、これはこれで良い経験となりました。日本って広いです。

世界の車窓からvol.61(帰り近畿編)

2018年04月14日 21時28分02秒 | 旅行記
四国めぐりも終わり日本半周の試みも後半戦です。今回は和歌山〜三重をめぐります。と言っても紀伊半島の海沿いではなく内陸をぶち抜きます。海沿いルート(白浜〜新宮〜伊勢)はさすがに45号に似て疲れそう。
ちなみに近畿編に入れちゃいましたが三重は個人的に東海地方だと思っています。まぁ近鉄の支配下なので近畿扱いで良いよね。


徳島よりフェリー到着後、和歌山で一泊しました。本日は和歌山から愛知へ向かいますが、まず和歌山城へ行ってみます。和歌山の観光って分からない...

お城からは和歌山市街と海が見渡せます。市街と書きましたが写真は和歌山市駅側、和歌山市駅と和歌山駅とありますがどっちが都心部なのだろうか。そして意外に都会で驚いてます。西日本、基本的に人家の密度が高い。

大きくて立派なお城ですね。西日本はこのレベルのお城が県庁所在地以外の街にもわんさかあって羨ましいわ。
まだ朝というのにカメラの電池残量が赤いです。昨日の夕方まではなんともなかったからホテルで充電しなかったのに。

次はちょっと南まで足を伸ばし、和歌浦です。この辺はトンボロになっていて浅瀬が広がっています。風と波の音が聞こえるのみ、静かで良い感じ。近くには鹽竈神社があります。ついでに寄ってみた感じですが、意外に良い感じのところでして調べてから行けばもっと楽しかったかなぁと後悔。

不老橋です。アーチ石橋としてそこそこ古くて有名なはず(詳しくは知らない。)中国河北省にある安済橋、一度行ってみたいですなぁ。
このあとは紀ノ川沿いに奈良を目指します。結構和歌山市内車も多く時間を使ったので、京奈和道で一気に五条まで行ってしまいます(やたら新しい道路)。五条からは鉄路(JR?近鉄?)に沿って飛鳥を目指します。
紀ノ川沿いの景色をまともに見てないのが心残り。高野山も行ってみたいし次回ですな。この辺の斜面も全部畑(梅?みかん?)のため切り開かれています。山形でさえあまり斜面切り開いてないのに、人間の力ってなんか凄いわ。

飛鳥へ向かう途中の奈良の街並み(葛のあたり)。細い道がやたら多く迷路のよう、そしてお城みたいな立派な屋敷が通りに連続して面し、タイムスリップしたかのような不思議な空間。まさにドラマとか映画で見る日本の風景って感じ。
通る道は、グーグルさんに従い国道や県道なのですが、拡幅されたと思ったらすぐ途切れ一車の細道になります。ヤマトのトラックとすれ違いましたが大変だよ運転するの。この辺掘ると遺跡が出ちゃうから工事も進まないのかしら。

飛鳥まで来ました。公園の駐車場に停め、ぶらっと周ります。まずは鬼の雪隠。要は厠のことですね。

後ろを振り向くと、日本の夏の里山が広がっています。近くのため池では亀が石の上で日向ぼっこしています。平和!

こちらは高松塚古墳。一回掘り起こして、再度埋め直したようです。

有名な壁画は一般公開してないらしく壁画館にてレプリカが観られます。中のおじさんが説明好きでいろいろ教えてもらいました、発見当時の壁画と再現壁画が並べて展示されており興味深かったです。小さい施設の割に内容が濃くて面白かったですよ。
キトラ古墳も行きたいのですが時間がありません、巻いていきます。飛鳥からは桜井、宇陀を抜けて名張に向かいます。やっと三重です。

国道165号からアーバンライナーを横目に赤目四十八滝に向かいます。やたら虫が多い、まぁ沢沿いなので仕方ない。

まずしょっぱな大きな二段滝がお出迎え。なんとかの滝です。それぞれの滝には名前が付いていますがいちいち覚えてられません。

赤目牛の像を写真に撮ったらカメラの電池がついに切れました。ここからはiPhoneによる撮影です。

岩がごろごろしています。こんなでかい岩が流れてくるなんで土石流の威力半端ないわ。遊歩道も整備されていて沢沿いの山道は歩き安いです。なんとかの滝まで徒歩30分とか1時間とか、登り始めの看板に記載してありましたが、結構あっという間に登れてしまいました。

水や緑がすごく綺麗、もののけ姫がいそう。

少し奥まで歩いたところで、また大きな滝とちょっとした休憩所がありました。街灯がなく日没前に帰っておいでと受付の人に言われたので、最果てまでは行かずここらでもうそろそろ戻ります。

オオサンショウウオさんの生息地として有名だそうです。自然豊かでしたね。帰り際、山道を下っているところでしつこく蚊が追い回してくるので振り払ったところ、メガネも一緒に振り払ってしまい谷底に吹っ飛んで行きました。柵の向こうは結構な急傾斜で困りましたが、これでは車も運転できないので木に掴まりながら手探りでメガネを探す私... 見つかってよかったのですが沢に流されていたら帰れなかったよ。

名張出発後は伊賀に抜け、名阪国から亀山、四日市、名古屋と向かいます。名阪国道や東名阪道、やたらトラックの交通量が多くて怖いよ。
名古屋は都市高速を抜けて一宮へ向かいます。道路照明が並んでいる様や道路の継ぎ目をバコンバコンと走り抜ける都市高速ならではの感覚、昔この辺りに住んでいた記憶がよみがえり懐かしいですね。国道22号も車通りやたら多いけど楽しいなぁ。春日井や一宮は名古屋走りとして有名と聞くけど、全然仙台と変わりないです。自分の運転で名古屋に来るのは初めてですが、居心地が良いというか普通に走り慣れた道を走っている感覚で気持ちが良いです。むしろ今回色々な街をぐるぐる回りましたが仙台の運転が他と比べて荒いです。
と言うか今回様々な高速道路も走りましたが、これまで走ってきた道で一番ひどい線形しているところ川崎JCTから仙台南ICまでと思います本当に。今のところ暫定一位の難所ですわあそこ。

世界の車窓からvol.60(南の島編)

2018年04月01日 16時53分36秒 | 旅行記
年度末、慌ただしいですね。といってもう4月なんだ!?年々一年が早いです。かく言う私も四捨五入すると30となってしまう歳に。老いが怖いよ!
さて、ちょっと間が空きましたが前回の続きで四国初上陸の旅です。今回は写真が多いです。


神戸を抜けて淡路島へ。淡路からの明石海峡大橋。結構対岸(明石市)が近いですね。
それにしても片側3車線なんて立派な道路ですこと。気仙沼大橋でさえ片側1車なのに。そういえば三陸自動車道もとうとう大谷海岸〜気仙沼が開通しました!あとは歌津〜大谷海岸だけだ!待ち遠しい。

淡路島北端の岩屋には絵島があります。

ここ絵島は日本書紀に登場する歴史のある島だそう。の割には大分侵食しててそのうち無くなってしまうのではないか心配になります。

泥岩かな?堆積のマーブル模様が綺麗。三陸海岸とは岩の色も表面の形状も異なります。

ほのかに磯の香りもして、松島とはまた違う日本の海岸風景といった感じ。

東海岸を南下しつつ、ちょっと休憩。夏の日差しが気持ちいい。
淡路市を抜けると国道28号は海岸沿いを走ります、対岸の和歌山県も望めるので良いドライブルートです。洲本で昼飯を取りまたどんどん南下していきます。淡路島って大きい島に感じましたが面積的には仙台市より小さいのですね。そんな気しなかったけど。

上田池まで来ました。実は土木遺産に指定されている立派な堰堤なのですが、アクセスがなかなか大変。

堤頂から良い景色が望めます。程よい田舎です、畑は全部玉ねぎ畑なのかなぁ。

堰堤のデザイン、草の茂り具合や堤体の風化具合を見ても、もはや工芸品のようですね。

高欄の模様も市松模様?でおしゃれ。

洪水吐部はデザインを変えて橋のようにしています。高欄の模様も堤体部とも異なっています。

こうして見ると、どこかお城のよう。

下流から見ても存在感がありつつ周囲とも馴染んでいます。

そのままひたすら南下しついに四国突入、徳島県鳴門市にとうちゃこ!鳴門大橋のたもとまで来ました。高速下りてぐるっと回らなきゃないのね。
こうして思うと淡路の人は淡路を脱出するのに必ず高速に乗り換えなければならないのか。高速乗ってしまえば神戸や徳島にも近いのですが、なかなか通勤・通学で毎回高速乗らなきゃないと思うとしんどいかな。

時間が悪く渦潮は見れずじまい、まぁまた次回ですな。とりあえず鳴門金時スウィートポテトが美味しかったのでいくつか買って高松へ向かいます。明石海峡大橋や鳴門大橋も瀬戸大橋のように鉄道通せば京阪神から徳島まで近いのに。橋の構造自体鉄道通せない作りなのかなぁ。
鳴門からはひたすら国道11号を高徳線に沿って北上します。徳島側は海岸線に山が立ち、香川県に入ると平野が広がります。夕日が綺麗でしたねぇ。
香川県も日本で一番小さい都道府県と聞くので難なく高松まで行けると思ったら意外に広くて街並みもずっと続いてて信号も多いです。確かに45号と比べたら退屈しない道でしたが、徳島と高松って通勤圏内かと思ってましたよ。

高松到着後ホテルからの夜景です。海が近くてまさに港町ですね。青森のよう。高松もそこそこ大きい街ですが、瓦町のあたりうろうろしてどこかノスタルジックというかレトロというか、昭和臭い感じがします。11号をまたぐ踏切があるなんて凄いことですよ!(そういえば4号に踏切ってあったかなぁ。)

とここで、今回の旅のテーマソングをひとつ。山口百恵の「いい日旅立ち」です。
ひたすら28号と11号で運転中山口百恵をかけていたこともありますが、新神戸駅にふらっと寄った時に構内チャイムで使用されていたこと(東海道新幹線かな?)、淡路や四国の街並みがどことなくノスタルジックというか昭和臭い感じ印象強く残ってます(まぁ青森や敦賀も大概だけどね。その点仙台は新しい香りがします。なんなんだろうね、建物の作りなのか、道路の配置なのか、広告看板とか?)

他にも「夢先案内人」や「愛染橋」も候補の一つでした。「曼珠沙華」でもいいね。


高松で一泊したのち琴平へ向かいます。電車で来てないですが駅がおしゃれなので寄ってみます。天気が良いなぁ。

駅前の高灯籠。

思えば随分遠くに来たわ。よく行ったよ車で。

ことでん。かわいいらしい車両。

階段を登ります。雰囲気は九份みたい。金毘羅宮まで登っていきます。
途中、あと◯段と表記がありますが、結構登って汗だくで熱中症なるんじゃないかと思ってもあと3・4百段あったりするんだよんね。

石灯籠が並びます。ここにきてどっと中国人観光客が多いです。

本殿の前の社。もはや本殿のような荘厳さ。

上まで登りきると讃岐平野と讃岐富士が望めます。人家の密度高いな。

謎の渡り廊下。なんで高床式なのだろうか。

本宮はこちら。

長い石段を降りご褒美にオリーブアイスを食べます。少ししょっぱい。油とアイスが分離して食べにくいです(笑)どうせならアイスに練り込んでくれ。

そして香川といえば豊稔池ダム、まんのう池も行きたかったのですが時間がなさそうなので行きません。

街中のダムかと思ったら結構山奥にあります。ダムカードは現地でもらえないので注意。

自然と調和しています。人工物だけど「人工物感」がないので良いです。

逆光でいいかんじ。セカンドアルバムのジャケットに使うわ

水は結構汚いですね。まさにため池ってかんじ。世界三大がっかりダムの一つに任命したい。
(マーライオンは言うほど小さくないしがっかりしないよ、まぁ想像通りというか。)

峠を越え徳島に入ると池田で少し南下し松尾川温泉まで来ました。国道32号から分岐し凄い細道を進んで行ますが、奥までしっかり家が建っています。そして斜面にも家がへばりついています。砂防とかこの辺どうなっているんだ。東北では見ないような景色が広がっているのでびっくりです。よくこんなところにまで人が住んでいると関心してしまいます。雪は降らないのかなぁ。
細道の途中では「ばこん!」とポットホールにはまりびっくり。何事もなさそうでしたが、足回りやられたら帰れなくなるので良かった良かった。確かこれでも県道のはず、道路直してくれ。
せっかく近くまで来たので祖谷や大歩危小歩危も寄ればよかったなぁ。次回ここまで車で来るの結構大変だぞ。

その後は吉野川に沿って国道192号を東へ進み道の駅三野へ、中央構造線の露頭があるのです。
(道の駅三野でお土産買いたかったのですが正直ぱっとせず、対岸にある貞光ゆうゆう館にてお土産を買います。)

見てもよく分からないですなぁ。中央構造線レベルだと大破砕帯が広がってるものと思ってましたが、粘土層で埋まってるみたい?

ただ、対岸に目をやると吉野川の雄大な景色が広がっています。綺麗。

徳島市内へ行き和歌山行きフェリーに乗ります。コペンさん初フェリー
徳島の街中、特に11号吉野川の橋梁は車が多く渋滞してましたね。意外と都会なんですなぁ、てっきり山形みたいなところと思っていたら普通に仙台みたいでしたよ。

約2時間強の船旅です。船内は結構がらっとしつつも賑わい(家族連れや私のような一人旅、帰省中?の学生さん)もいまして、ゆったり平和な時間でした。混んでると写真のようなカーペット席では窮屈というか、他の人とは適度な距離感が欲しくなります。特に一人の場合。

今思うと信じられない位置情報です(笑)よくここまで車で行ったよ。

結局駆け足で四国を回ったのであまり満喫していませんね。意外に徳島の見所が結構ありそうなので、次回じっくり回ってみたいものです。
徳島は節穴だったなぁ、一泊しても良かったかな。徳島また行きたい。

日本って広いよ!

世界の車窓からvol.59(行き近畿編)

2018年01月21日 14時33分20秒 | 旅行記
北陸編の次は敦賀を発ち神戸を目指します。
前日は敦賀に一泊しましたが、敦賀の気仙沼感がすごいですね。福井県内、8号を走ると福井から武生まで山形の13号を走ってるようでしたが、トンネルを抜けて日本海に出ると山が海にせり立つ三陸のような景色に。そしてここからが結構長い。
そして福井の人たちみんな優しい運転ですね。大動脈の8号なのに荒い運転の人はいませんでしたし、車線変更や合流でも譲ってくれます(まぁ他県ナンバーだからかもしれませんが)

8/29、敦賀を出て小浜・舞鶴と若狭を西へ進んでいきます。富山・石川・福井までは東北っぽい景色もありましたが、ここからは一変。関東や東北とは雰囲気が異なり、西日本に来たなぁと実感します。
若狭って三陸みたいだと思ったら、意外と山と山の間には平地があって田んぼが広がっています。地層で有名な三方五湖や若狭の海辺もゆっくり満喫してみたかったです。27号から時折見える若狭の海は夏の日差しを浴びて凄く綺麗に輝いていました。冬はこの辺り豪雪地帯なんだべね、今時期圧雪路面なのかしら。京都と若狭は隣同士なのに峠超えて京都市まで抜けられないのが少し残念。

東舞鶴港で少し休憩。敦賀から意外と距離がありました。高速使ってもあまり景色楽しめないので、なるべく下道優先で来ています。

港にはトレーラーが並んでいます。去年は各地の港でヒアリが叫ばれましたが、正直越冬できないと思う。どうなんだろ。排水溝とか室外機の裏で頑張ってるのかな。
舞鶴は東舞鶴と西舞鶴の合わさった塩釜のような双子都市。この日は早朝に北朝鮮からミサイルが飛んできましたが自衛隊基地はあまり忙しくなさそうでした。むしろ東北が慌ててたかな、三沢基地とか。敦賀のホテルで私慌てましたもん。
西日本に来てからというものの、押しボタン式横断歩道が黄色点滅信号なことに少し驚きつつ舞鶴からは舞鶴若狭道で福知山を目指します。

ということで福知山城まで来ました。丘の上に立つお城。かっこいいね。

お城周りはこじんまりしていますが、特に人もいないので静かです。お城から山陰本線が望めますが、鉄橋を特急こうのとりが通り過ぎていきます。テレビや雑誌でしか見たことのない列車が目の前を通り過ぎていくと興奮しますね。飛行機や新幹線を使わず車で来ているのに、新幹線や飛行機を使わないと普段お目にかかれないものを見ているというこの不思議な感覚。

福知山城は本物ではなく再建されたもののようですが、古そうで雰囲気ありますね。

本日火曜日休館日なり。がーん。どおりで人いないわけだ。

お城から福知山市街が一望できます。白石もこのぐらいの規模の街だったら良いんだけどなぁ。お城もあるし一応城下町、南北・東西の国道や主要鉄道も通ってるし、仙台・福島という県庁所在地に挟まれた立地から、ポテンシャルはあると思うんだ。
地元の友達が現在福知山に住んでいるらしく(なんでまた福知山なんかにと思いますが)ちょうど先日帰省した時に福知山周辺(それこそ若狭から京都・兵庫北部にかけて)の話題で少し盛り上がりました。旅行してその土地のこといくらかでも知っていれば、こうして話題の幅が広がるのでそういう面でも旅行は楽しいです。私は1回しか行ったことないので取ってつけた知識ですが、あの辺は美味しい店があるよなんて聞かされたり今回知らなかったけど京丹後の久美浜が綺麗な所らしく(天橋立よりいいらしい)また行きたい気持ちにもなります。松島も宮島も行ったし、天橋立もいつか行こうね。
お昼を回ったので舞鶴道で神戸を目指します。途中9号の青看を見ると鳥取まで120kmとの表記があり、なんとまぁ近いこと。
福知山からは丹波・篠山と兵庫県内に入ります。兵庫と聞くと都会のイメージですが、のどかな田舎の風景が続きます。小高い丘と水田、小道沿いの瓦屋根が立派な集落がほつほつと、斜面には茶畑と、日本的な風景が広がってます。なんと言うんでしょうか、一面ただっ広い水田が広がり家屋が散らばる越後平野や東北の諸盆地が日本の風景と勝手に思ってましたが、私の知ってる日本の風景とはまた別の日本の風景が広がってます。日本って広いんだなー

ようやく新神戸まで来ました。トンネルを抜けると大都会が広がります。仙台で例えると西道路だけど全然比じゃない。
三田あたりから神戸の高速道路網意味不明で怖い怖い。姫路ナンバーのクラウンやBMWが怖い怖い。

駅を出てすぐ、高架下に布引の滝の案内矢印があります。矢印に従います。

駅より徒歩五分ほどのところ。こんなに緑が広がってます、駅裏と駅表の差が激しいよ。

布引の雌滝。右の取水塔がおしゃれ。どんどん登っていきます。

布引の雄滝。まだ登ります、木陰は涼しいけど神戸いきなり蒸し暑い。これまでの日本海側となんか違う。

歩き疲れました、展望台で休憩。全然汗が引かない。こうしてみると香港みたいですね、夜景が有名なのも頷けます。

布引五本松堰堤まで来ました。日本で最初の重力式コンクリートダムです。ゆっくり見て回りたかったですが蚊が多くてそそくさと退散。暑さでふらふらだったので体調的にもヤバさを感じました。

三宮の街中まで降りてきました。街並みが銀座みたいで落ち着いています、おしゃれ。

旧神戸外国人居留地下水管です。卵型のレンガ積み下水管です。街角にひっそりと保存されています。

断面はこんな感じ。

布引ダムといい明治の面影を感じます。神戸楽しい。

外国人居留地周辺をぶらぶら散歩します。全体的に西洋ちっくな街並みで落ち着いています、軽トラはあんまり似合わない。

と思うと、ごみごみした東洋風な景色に戻ります。二階建ての都市高速が海上にあります、海と山に挟まれた狭い土地に無理やり押し込んでる感を見事に示しています。

海を見に散歩します。ひとりでも寂しくなんかないもんね。

海を見ながらはしゃいでる女の子4人組がいました、ぴちぴちして可愛いです。というか神戸の女の子基本可愛いです。移住したい。

日も落ちかけてそれっぽくなってきました。

神戸といえばおなじみの神戸ポートタワー

海の反射と空の色が少し不気味。明日も晴れるといいな。

南京町の中華街にて夕飯を食べる。意外と中華街って範囲狭いんだね、もっとお店が連なって街並みが出来上がってるものと思ってましたがほんの一区画にすぎない。ひとり修学旅行気分で神戸満喫。

夜が空けて今度は立ヶ畑ダムを目指します。五本松堰堤もでしたが六甲山地結構急斜面でして凍ったら酷そうです、凍ることないのかな。犬の小便臭いのと蚊が多いので良い道ではない。

立ヶ畑ダム到着。白い石積みの堰堤でこちらもおしゃれ。

苔むしているあたりが年季を感じます。このあたりは水の科学館や神戸市浄水場もあり散歩するには楽しそうです。

取水塔も明治・大正風で、もはや文化財のオーラがでています。東北にこんなところないぞ。

減勢工も迷路みたいで独特の形をしています。現在の考え方とは異なる昔の構造物ならではですね、好きです。

さて行き近畿編はこのくらいで、この後淡路を通過して四国を目指します。国道2号、28号から須磨ICに乗り、いざ明石海峡大橋へ!
四国めぐりをした後、また近畿には戻ってきますので帰り近畿編もあります。