ヨッシーの道楽趣向-別冊-【yoshy's Garage】

【Welcome to yoshy's Garage ♪】

【ModifyRecord(6) - Unspring weight -】

2018-09-13 | Modify

Web yoshy'sGarageへようこそ♪
管理人のヨッシーです。

ModifyRecordの第6回は、
第5回の話しを踏まえたうえで、
『Wheel replacement(ホイール交換)』
のお話となります。
『Unspring weight(バネ下重量/荷重)』
の軽減という事を真剣に考えた際に、
ネイキット...と呼ばれる
カテゴリーのオートバイを、
「乗り手」の理想とする形で走らせる為に
重要視されることは、
Agility(軽快性)なのか...。
それとも
Stability(安定性)なのか...
という問題に直面するのであろう。
ネイキットモデルのオートバイは、
スイートスポット(用途/範囲)が
憖(なまじ)っか広いだけに、
それはとても悩ましい問題と
なるのではないかと
ヨッシーは思うのです。

軽量ホイールの
特性と優位性に関しては、
度々オートバイ誌等々に
書かれていることであるし、
小難しい物理学的なお話しなどは
楽しくもありませんので、
敢てここでは詳しくは触れはしません。
この辺りのことを
更に詳しく知りたい方は、
Web検索をかければ素晴らしい解説を
いとも簡単に得ることが可能なので、
それらをお読み下さい。

- Introduction -
~ Unspring weight ~
雑誌や各種バイクイベント・
口コミ等々で
『バネ下重量/荷重』を軽減させることの
メリットを耳にすることは多い。
確かにバネ下重量/荷重を減らすことで
得られるメリットは
計り知れないものがあることは
間違いのナイ事実なのだが...。
ヨッシーは
Kawasaki/ZRX1100-C2を
ロングツーリング(旅)に使用する為に
所有しているのだから、
『Agility(軽快性)』と
『Stability(安定性)』という
相反する要素を
どの様にバランス(調和)させるべきなのか...
と言うことを、
ホイールを選ぶ際には
しっかりと熟慮しておくことが必要であり、
『バネ下重量/荷重』を
軽減させることで得られるであろう
その他の効果をも、
それと同時に考えなくてはならないのは、
理想を追い求めてゆくのであれば、
必要なこととなってきた。

<2012年「Modify」スタート時の状態>
1992年にKawasakiが発売した
ZEPHYR750・1100に端を発した
ネイキットブームに乗って、
国産各社から挙って
大型の「ネイキットモデル」が発売されるに至る。
(ネイキットブームの火付け役は、
ZEPHYR400からである)
これら大型の
ネイキットモデルと呼ばれる車輌は
「Neo-Classic」を
思想(Concept)としていた為、
どっしりとした
「安定感」のある走りを軸とした
車輌造りがされているオートバイが主流であった。
それがネイキットモデルの
「味(Taste)」とも言えたのですが...。
※Neo-Classicとは
古典をテーマとし、
現代的に創作したスタイルの意。

当り前のことであるが...、
軽量コンパクトで、
運動性能の高いMachineが好みという方は、
「SuperSportsModel」を選べば良いし、
ロングホイールベースで
長距離クルージング性能が高い
Machineが好みという方は、
「GT(Grand-Touring)Model」を選べば良い
という棲み分けは各メーカーされている。
それが製品ラインナップとい言うものだ。
しかし、
この製品ラインナップを無視した
車輌選びをする者もいるのだ...。
オートバイなんて乗物は、
趣味性が強いものだから、
使用用途と「車輌の好み」が
違ってしまうことがあるからタチが悪い(笑)
ヨッシーが、
1980年代にAmericaで繰り広げられていた
「SuperBikeRace」が好きなのは、
以前にこのブログでお伝えしました。
80年代のSuperBikeはコンナ感じ♪

ICHINCHILLA'HE IS EDDIE'from the Album'SPEED THRILLS'
だからと言って、
90年代後半になって
Ninja(GPZ900R)から
ZやCB・GS等々に
乗換えるという選択はありませんでした(笑)
これら一世代前のMachineに
公認(構造変更申請)を取り、
今の時代に通用するだけの
運動性能を与えたとしても、
ロングツーリングの使用に
耐えうる車輌に成り得るのか
疑問視するところでしたし、
若い頃のヨッシーには、
それほどの稼ぎも
ありませんでしたので、
現実的ではない選択でした。
(今でも稼ぎはありませんが...(笑))
そんな時に発売されたのが、
勝手知ったる
Ninja(GPZ900R)Engineの
系譜(けいふ)であり、
80年代のMachineを彷彿させるフォルムと
他のネイキットモデルを凌駕する
運動性能を与えられた、
Kawasaki/ZRX1100だった。
それなりに走れる
『KZ1000(J1)』の様な乗物なんて...
堪りませんでした(笑)

<ZRX1100-C2/カタログ>
Agility or Stability
~ 軽快性か安定性か... ~
このZRX1100という車輌は、
Originalの状態であっても
それなりに楽しめるものではある...。
しかし、
ひとたび車輌を
『刷新(Renewal)』すると決断したならば、
10年間蓄え続けた
次期Machineの購入資金を使い、
不満を感じていた部分も含め
各部を『Modify』することにした。
その第一歩が
「車体づくり」であり、
バネ下重量/荷重の軽減もそのひとつ。
使用用途を熟慮したうえで、
最適なホイールとして
ヨッシーが選択したものは...。
『OZ MOTORBIKE』
「OZ RACING」の
アルミ鍛造「OZ-5S PIEGA(ピエガ)」だ。

OZ社のホイールは、
ハブを含めた1ピース(モノ・リティック構造)で、
車種専用に製作(切削)されている。
また、
公道での使用を考慮し、
強度や耐久性をも含めた部分でも
同社のコスト優先でない、
耐久性への強い拘りを
随所に感じられる製品となっています。


OZ MOTORBIKE SRL
ホイールを交換するにあたり、
アルミ鍛造ホイールを選択した理由としては、
単に軽量化(バネ下重量/荷重軽減)を
最優先に考えたのであれば、
選択されるはアルミ鍛造ホイールよりも軽量な
マグネシウム鍛造ホイールとなるのでしょうが、
ヨッシーの使用用途では、
軽量すぎるし材質の特性が合わないのである...。
そう...
公道使用下における
バネ下重量/荷重というものは、
軽ければ軽いほど良いというものではないのです。
大切(考慮すべき)なのは、
使用用途に対して
「最適な軽さ」であるかどうかということであり、
ホイールの重量ダケではない、
「軽快性」と「安定性」のバランスが
求められる部分なのだと
ヨッシーは思うのです。
そして...
忘れてはならないのは、
公道は路面が整備された
クローズドサーキットとは違い、
路面状況の変化が激しい為、
万一にも障害物や路面に開いた穴などに
ホイールが当たった際の破損にまで
考えを及ばす必要があるのです。
ロングツーリングを
頻繁にするのなら尚更のこと。
公道では危険を知らせる
旗振りは居ないのですから...。
アルミとマグネシウムという
素材(合金)の持つ性質(特性)は
知っておく方が良いでしょう...。
危険に遭う可能性(確率)は、
確実に走行距離に比例することに
注意を払う必要があるのでしょう。
公道で使用する車輌は、
RacingMachineではありませんので、
「過ぎたるは猶(尚)及ばざるが如し」
が基本でなくてはならないというのが、
ヨッシーの考え方です。
後...補足しておきますが、
ホイールを交換する際に、
バネ下重量/荷重を軽減させた場合の
『加速性能』『ブレーキ性能』の
向上といったことも良く耳にします、
確かに物理学的には正しいのですが、
単に「ホイールの重量によるものダケ」で
物事を考えていては、
質の良い(自分の理想とする)
「車体づくり」は出来ないのでしょう。
全ては単品(ひとつの部品)ではなく
トータルバランスなのですから...。
話しが長くなりましたので、
この辺りのことは、
またの機会にでも
お伝えすることと致しましょう(笑)

『OZホイール(OZ-5S/PIEGA)』を
装着した画像もどうぞ♪




車輌全体画像も...。
因みにリムのOrangeラインは、
MDFのリムストライプを使用しています。

MDF

- おまけ -
ここまでで、
「軽快性」と「安定性」とのバランス...
という意味が分らなかった方に少しだけヒント。
バネ下重量/荷重の軽減で
得ることのできる効果(ジャイロ効果)は
よく駒(こま)で説明されます。
駒で遊んだ世代の人は分ると思いますが、
軽い駒の弱点ってなんでしょうね(笑)
これって...
駒遊びで勝つための秘訣なんだよなぁー。
バランス...って大切ですよね♪

では

Thanks for coming!
Web yoshy'sGarageはライダーの皆さんのお越しをお待ちしております♪


ヨッシーは走ることで日本を応援しています。

【関連記事】
【ModifyRecord(1)-復活- 】<2018年3月4日更新>
【ModifyRecord(2) - タンクキャップ】<2018年4月7日更新>
【ModifyRecord(3) - RIDEOLOGY -】<2018年4月10日更新>
【ModifyRecord(4) - decide -】<2018年5月16日更新>
【ModifyRecord(5) - To think about -】<2018年9月1日更新>

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【Modify Record(5) - To thi... | トップ | 【ModifyRecord(7) - Overcom... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
難しいことは( -_・)? (こじろう)
2018-09-13 20:16:27
難しいことは分かりませんが(笑)ツーリングマシンとして強度は必要ですよね。
軽快感を求めればブレーキ強化は必然的に求められますし、軽すぎると安定感が落ちますからショックを含めたトータルバランスが大事ですよねぇ(^^;

私のバンはネイキッドにカウルを装備したモデルでコーナーもそこそこ走れるツアラー?っていうところを気に入って購入に至った経緯があります。
足回りにブレーキ強化すればもう少し峠が楽しめるかも知れませんが今以上のスピードを求めると命に関わります( ; ゚Д゚)
私の持論 ノーマルは安心(≧▽≦)
お小遣いの範囲で楽しみたいと思います(笑)
返信する
Re:こじろうさんへ (ヨッシー)
2018-09-13 22:05:21
コメントありがとうございます♪

私も難しいこと分りませんよ(笑)
軽量ホイールに対しての
こじろうさんの考察は正しいと思います♪
バネ下重量/荷重の軽減を求めてゆくと
Machineの安定感が悪くなります。
横風や外的要因が加わるとアッと言う間に
バランスを崩します。
軽い駒と同じですね(汗)
単独では良く回るけど...外圧に弱い...。
とは言え、
良い効果をあげると
限りがありませんけどね♪

オートバイを弄ると言うことは、
結果...バランスを追い求めるということになり
恐ろしくお金が掛ります。
人間の欲求には止め処がありません...
「過ぎたるは猶(尚)及ばざるが如し」
を心に念じて常に自制心を
持つことも求められるのでしょう。

ただ...
旧車の類いを維持するには問題もあって...。
ノーマルでも放っておけば朽ち果てていきます。
その速度は年を追うごとに加速してゆきます。
車速は加速しないのにね(笑)
部品供給も止まり...
転倒でもすればハイ!オシマイです(汗)
最終的には
ノーマル部品での維持すら困難になり、
高価なアフターパーツ頼みになるのです...。
結果として維持する気持ちも萎え、
乗換えか大規模なModify(刷新)を
余儀なくされてゆくのです。

何が良いのか...
やはり最新鋭の新車が良いのでしょうね(笑)
何をするにも安心で速いですから♪

Banの足回りを強化してゆくと...
結局SuperSportsの中古買えるよ(汗)
何でもこなせるけど...何か足りないのが
ネイキットモデルだからなぁ-。
どうしても
お互いに無いものねだりになるのでしょうね(笑)

まぁ...
私はZRXと心中します♪
いつか買い足しはあっても乗換えは無いな(笑)

返信する
Unknown (たけ)
2018-09-14 10:42:56
なんにしても、軽いと入力に対しての反応と動きが
早くなるからそれが良いのか悪いのか?
難しい所ですね

新しいのについては、時代がまた一回りしてるようで
結局、カワサキのZ1の復刻的な物や、スズキからも
カタナの復刻盤が出そうな感じですし
ホンダもCB1100も昔のCBポイしで、各社ネタが無くなると
作ってくるんでしょうかね

ZRXがどうしようも無くなる頃には、また同じ感じで出るのではないでしょうか?
今時のデザインは、正直言って私は欲しいと思わないですから、そんな人も多いと思います


インジェクションと触媒付きのデカいマフラーを付けた
GPz900Rポイ1100とかあるかもね

返信する
Re:たけさんへ (ヨッシー)
2018-09-14 12:33:58
コメントありがとうございます♪

バネ下重量/荷重が軽いのは
『武器』であるのは間違いありません。
加速力は体感できるほど向上します。
制動力については奥での効きよりも、
初期入力時の
コントロール性を重要視するタイプですので、
ホイール単体で考えてみると、
あまり優位性は感じていません。
ただ...
S字が続く様な峠道では、
ひと昔前のMachineを「よっこらしょ!」っと
切り返していた世代には、
交換当初は落ち着きなく感じます。
とは言え、
ラインの自由度は確実に上がります。
ホイールを軽量なものにすれば、
押し歩きが軽くなるので安心という話しもありますが、
私から言わせれば
ただ単に『下手』なだけでしょ...
と言った感じです。
バイクのバランスがどこにあるかを感じることは、
走っても押し歩いても同じだけ重要なことなので、
倒して転がして上達すれば良いのです。
限定解除の事前審査みたいなものでしょ(笑)

横風や路面の荒れた様な外的要因がある時には
最悪ですね(笑)
不意に振られたりしますから...
『ドコ...行っちゃうのーって感じ』
で怖いですよ。
軽排気量(中型車)に
乗っている様な感じになります。
車輌総重量は軽排気量車よりあるので
話しは意外と複雑になるのですけどね...。

突き詰めて考えれば、
軽量ホイールの方が優位だという結論に達しますが、
旅バイクなんてものは、
ノーマルホイールでもなんら問題ありません。
私は車輌(バイクの動き)を『自分の理想』に近付けたいと
思ってやっているダケの浪費家ですので...(笑)
SuperSportsの様な運動性能を持った
ネイキットモデルがあれば良いのですけどね(汗)

ZEPHYRに始まり...
時代はまた一回りするのですね(笑)
復刻版のZもCBも刀も...
らしく乗れれば楽しいでしょうね♪
Ninja900R擬きは...
確かにあるかもしれませんね。

マフラーに関しては、
各メーカー公認を取っていますので、
今後もリプレイスが出来なくなるようなことは
ないのでしょうね。
ひとつの大きな産業ですから...。
逆車(フルパワー車)も
今では普通に入れてるしね(笑)



返信する

コメントを投稿

Modify」カテゴリの最新記事