定年後の人生を幸せに

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ウラシマソウ(浦島草)

2006-04-19 03:09:06 | 季節感
ムサシアブミに似たウラシマソウ(浦島草)に出会った。
花は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれるレインコートのフードのようなものに包まれていて、花軸の先端部(付属体という)が糸状に伸び上がり、途中から垂れ下がる。この形が浦島太郎の釣姿を連想し,名が付いた。実際は奇妙な姿だが日本人の風流心に感銘する。



仏炎苞は紫褐色で背丈2、30cmの葉より下につき、葉は1つで鳥足状に深裂し、小葉は11~15個付いている。糸状の長さは40cmから50cmと長い。
ウラシマソウは地下に塊茎(いも)があり、それが十分に育つまでは雄株として花粉を作って育ち、「体力」がつくと雌株に性転換し実をつける不思議な植物だ。
薄暗い林の中、蛇の鎌首のような姿から別名ヘビクサ(蛇草)の名がある。
糸状のひょろひょろが蛇に似ている説もある。

サトイモ科 テンナンショウ属
日本の北海道(南部)、本州、四国、九州に分布
花言葉 変わりやすい愛 懐古 回想
   (キヅカレ)