和のこころ 

「和」のイベントを手がけるOLの日記

白金寄席終わる

2007-07-22 20:50:45 | Weblog
金曜仕事終わって、あわてて白金寄席にいってまいりました!
白金福祉会館は満員。
浪曲と落語のゆうべということで、地域の方を含め、白金寄席ファンが100名以上いらっしゃっていたようです。
落語の扇橋師匠、浪曲の浦太郎師匠はじめ、一流の方をおよびした寄席なので、年齢の高い方なんかは、なかなか遠出ができない場合、近くにこんなすばらしい寄席がくることを、本当に楽しみにされているのではないかと思います。

扇橋師匠、おもしろかった~!!ちょうど、とあるところで、扇橋さんのお弟子さんにお会いし、「師匠の落語、聞いておいたほうがいいですよ~」なんて伺っていたから楽しみでした。いやあ、ずーっと続いてほしいような面白いマクラでありました。

浦太郎師匠は、3日前に退院されたばかりとのことでしたが、坂田三吉の話、情たっぷりに感じさせてくれた浪曲でありました。

鼎談で、落語の扇橋師匠と浪曲の浦太郎師匠と脚本家の稲田さんのお話の中で、
扇橋師匠がほんとは浪曲師になりたかったことや、昭和の時代、広沢虎造や玉川勝太郎、村田英雄さんなどあこがれの方の浪曲をラジオにかじりついてきいていた話がでてきました。
開場から「うんうん」といううなずきや声があがっている様子をみて(お客様の年齢層は確かに高かった)、娯楽が少なかった時代、浪曲の名調子やうなりをラジオから楽しみにきいていた、そして寄席にいくことは本当に楽しみな事だったんだろう・・と昭和の時代を想像しました。

そんな頃から続いている白金寄席。
代表の方がこのたび変わられるそうですが、ご挨拶の中で
「500円寄席というのは、本当に芸人さんのご協力、お客様のおこころがないとできないことです。金額をあげて芸人さんにもっとお礼をしたいのも、山々なのですが、いいものをみなさんにみていただきたいので、500円寄席、続けていきたいと思います」
そして、最後に「白金寄席の500円を伝説にしていきたいと思います」
とおっしゃっていらっしゃいました。

本当に、主催者の方々、地域の方々の気持ちで支えられている寄席。

今後も楽しみにお邪魔させていただこうと思います。