肺がん余命宣告されてからの日々

母が肺がんになり余命を宣告された日からぼちぼちと記して行きたいと思います。

返事

2012-01-26 20:49:21 | ホスピス

母の所に行きました。
起きているようなので声を掛けたのですが反応がありませんでした。
目は開いていたので視界に入る様にしたのですがじっと見ているだけでした。
手を握っても握り返してはきませんでした。
声も出さず頷きもしません。

父が部屋に居ない時に母の手を握って大好きだよと言いました。
じっと見るだけでした。
なんだか泣きそうになってしまったので足をさする為に足元に行きました。
その時に父が部屋に入って来て母に私が来てるよ、足をマッサージしてるよと母に話しかけます。
すると頷きました。
父が頷いたよと見てごらんと言いました。
見ると頷いていました。
先生だけに返事をするんだよと父から聞いていたのですがその時は返事を(頷き)していました。

聞こえているんだなと分かりました。
でも目は開いているだけで何も追いかけません。
私の言葉は聞こえているのでしょうか。

今日は顔のうぶ毛をそりました。
眉毛も整えました。
綺麗になったねと声を掛けましたが反応はありません。
じっと見つめられて心の中まで覗かれている気がしてやましい気持ちになりました。

明日は私の言葉に返事をしてくれるでしょうか。。