ふしょうなブログ

ご不要になった詩は粗大ゴミでお出しください

愛読者は誰?

2005年08月30日 20時29分19秒 | 詩に関わる話
  値の張る耐久消費財のカタログを一番熱心に見るのはその商品の購入を検討している人では無く、既にその商品を購入した人だとか。主な理由としては、その商品を選択し、購入したのは正しい判断だったと自分自身に納得させるためらしいです。

  翻って詩作について考えてみると、自分で作った詩の一番熱心な愛読者は自分自身ではないでしょうか。完成した詩を縦にしてみたり横にしたりして眺めてみる。何度も読み返してみる。時には、せっかく苦労して作った詩なのに気に食わなくなったり、自身の才能の無さを嘆いたり悲しんだりしても、それはそれで至福の時でしょう。
  詩で名を成して生活の糧にする事は現実的では無い以上、あくまでも趣味として詩を書かれる方々が大多数を占めていると考えます。(絵を書いたり、写真を撮る等の創造的な趣味と同じなかと思います。)

  今はインターネットの普及により自作の詩をいとも簡単に、不特定多数の人へ向けて発表できるようになりました。それでも一番熱心に自作の詩を読むのは自分自身では無いでしょうか。当然ながらその詩を作った張本人ですので、詩を作るに至った背景や動機は判りきっていますし、読む度に意外な発見があったりして楽しいものです。

  ただ、詩作を重ねる毎に他の人にも読んでもらいたい、感想を聞きたい、他の人の詩と比較してみたくなる等の欲がでてくるのも当然の成り行きです。
  不定期になると思いますが、Yock自身の経験を踏まえながら自作した詩の投稿までの道程を記事にしたいなと考えています。

  次回は「日記と詩」を予定しています。



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