この詩は「くびれ」同様に江の島を訪問した際に作詩しました。江の島の防波堤の突端には白い灯台が立っており、その灯台をかすめるようにして飛ぶ一羽のとんび。この時の印象を詩にしてみました。
世間を捨て、とんびになった少年。自由に空を飛びまわり、人々を威圧しながら、たまには格好をつけてみたりする。でも、食べ物と言えば、港に捨てられた魚だったりするような中途半端な生き様。留鳥であるが故、渡り鳥のように新天地に向け旅立つ事も出来きず、結局は人恋しくて、人里をうろうろする情けなさ。
そんなとんびを歌ってみました。
さて、現代詩フォーラムに投稿した際、kwさんより「君」を幾つか省いてもとご提案を頂戴しました。確かに1連2行目の君と2連2行目の「君」は必要ないようです。この辺を詰めてみると詩の難しさ、奥の深さを感じます。
とんび(現代詩フォーラム)
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