1983年に来日したホロヴィッツ

先日、YouTubeでホロヴィッツの映像を検索したところ、
1983年に初来日したホロヴィッツの映像を、たくさん見ることが出来ました。

この頃のホロヴィッツは精神科医にかかり、
たくさんの薬と大量のお酒を飲んでいたそうです。
妻のワンダが「悪徳医」と呼ぶその医者のことを、
ホロヴィッツは信じ切っていて、長い期間治療を受けた結果、
その頃のホロヴィッツは、ほとんどの時をぼうっと過ごしていたそうです。

初来日したホロヴィッツのリサイタルの様子は、
ひどかったと聞いていましたが、映像を見て驚きました。
痛々しくて聴いていられないような箇所もありました。

もちろん素晴らしいところもあるけど、
普段のホロヴィッツの演奏から考えたら、信じられない演奏でした。
暗譜がおかしかったり、指がもつれたり…

でも、それでも生のホロヴィッツの演奏は、
きっとすごかったんだろうなあと思います


今、ホロヴィッツの愛用したピアノが日本各地を回り、
試弾できるそうです
日本にいたら、ぜひぜひ触ってみたかったです