健康長寿の窓口 (タロー8の脳腫瘍闘病記改め)

2009年に乏突起神経膠腫の手術を受け15年が経過したことを機にブログをリニューアル、健康長寿の情報を発信していきます。

脳磁図

2009-06-10 13:23:52 | インポート
朝9時から脳磁図(MEG: Magneto-Encephalo-Graphy)の検査でした。 MEGは脳の電気活動によって生じる微弱な磁場を、超伝導量子干渉計と呼ばれる感度の高いデバイスを用いて測定する技術だそうです。 脳波に似ているようですが、脳波のように頭蓋骨による信号の減衰がなく、脳機能地図の作成などに応用されているようです。


ココの検査室は、一般的ないわゆる待合室のようなものはなく、脳磁図室と書かれたドアを恐る恐る開けると、雑然と機械に囲まれた先生が一人。 検査室というよりも実験室という雰囲気、、そうです、シールドルームです。


早速実験、いやいや、検査を始めます。 まず、金属類が身体にないことを確認して頭部に電極を取り付け、ボールペンのようなもので頭の形を計測します。 それからいよいよ磁気シールドルーム内に入ります。シールドルームの中には、一見、大型のマッサージチェアのような、フィンランドのNEUROMAG社製の脳磁計があり、そのイスに座ります。 頭にカバーをかけて測定開始。


最初にセンサー調整に数分。それから目をつむって測定、目を開けて測定。 ここから本格的な検査が始まります。 まずは、スクリーンに映るひらがな一文字を見て、そこから適当に何かを思い浮かべます。例えば、「い」なら「犬」とか、「た」なら「タロー」とか、「お」なら「小田和正」とか。

少し緊張を取った後、再びセンサー調整し、続いて、ひらがなの単語を読みます。 次のテストに入る前には必ず一旦身体を楽にした後、センサー調整があります。 スクリーンに映るものを読むのは心(頭)の中で読むだけで、声を発する訳ではありません。 ひらがなに続いては、漢字です。映された漢字だけじゃなくて、連想される言葉もいろいろ考えてしまったけど、影響あるだろうか??

今度は計算です。 単純な足し算引き算ですが、ずっと足し算ばかりで突然引き算が出ると、一瞬焦ってしまいました。

その後、両耳にインナーイヤホンを付けて、女性の声で「春、夏、秋、冬(裏でザーと雑音あり)」、そして「ピー」の音声を繰り返し聞きます。どれくらい聞いたのでしょうか、5分くらい?、途中で眠くなり、うとうとしかけたら、「寝ないで下さい!」って。

そして今度は、両手首に電極が取り付けられて電流が流れ、そうです、低周波治療器のような感じで、親指がピクピク動きます、このまま、測定です。同じように、両足首に電流を流して足をピクピクさせて測定して検査終了です。

時間を見ると10時半、1時間半の検査でした。 イスに1時間半座っているのはつらいです。


どんなデータになったのか興味があったので、検査終了後に先生に聞いてみたら、画面を見せていただきました。でも、何のこっちゃさっぱり分からんもので、先生の説明では、午後から行うMRIのデータと重ね合わせて、脳のどの位置で、どのような機能があるのかを判断するので、これを見ても分かりませんよ、とのこと。

先生、とっても楽しそうでした。いや、それで良いです。


では、これからMRIです。 その続きは。。。


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