健康長寿の窓口 (タロー8の脳腫瘍闘病記改め)

2009年に乏突起神経膠腫の手術を受け15年が経過したことを機にブログをリニューアル、健康長寿の情報を発信していきます。

検査終了

2009-06-11 19:05:59 | インポート
眼科では、おきまりの視力・眼圧検査。 麻酔科では、全身麻酔の説明を受けました。脳手術の場合、全身麻酔以外の選択肢はないそうです。 麻酔中の体温、尿量、脈拍の観察など、麻酔医の役割は大きく、手術中に限らず、術後も看視を続けなければなりません。昨年のTVドラマ「風のガーデン」で中井貴一さんが麻酔科医の役をされていましたが、その時に、縁の下の力持ち、のような表現をしていたと思います。 その他、麻酔をかける前に、手術中の電気刺激反応を見るための電極を背中に埋め込むそうです。 エコノミー症候群防止のためのサポーターとか、手術を始める前のケアといった、こういうことも麻酔科のお仕事なんですね。 8:00病室出発、8:15手術室入室、手術後は1~2日は集中治療室というお話もありました。


そして最後の検査、functional MRIの登場です。 脳のどの位置でどのような働きがされているかをMRIで見る検査で、TVドラマMR.BRAINでもキムタクが犯人を決めるのに使っていました。


通常のMRI検査と異なり、ヘッドホンをつけて行います。 ガンガンという音はしますが、ヘッドホンから「い」という声が聞こえたら頭の中で「い」のつくものを次々に連想していきます。例えば、犬、タロー、柴、というふうに。思い浮かばなくても兎に角考えるということです。考えることで血流が脳に集中し、それを測定しているのだそうです。それを何度か繰り返します。

次に、ゴムボールを手に握って、合図とともにニギニギし、また合図とともにニギニギ終了で、その繰り返し。 最後に、同様に足の指を合図とともにピクピクさせます。 私の場合、右前頭葉の手術なので左手足をニギニギピクピクさせました。

これで終わりかと思いきや、測定ベッドを換えて頭をしっかりと固定し、今度は耳栓をしてキンキンキンキンという甲高い音の中での検査。 これは何ですか? 頭の中に、どんな物質が、どのような位置にあるのかを調べているんです。 ふーん、世の中、スゴいんですね。 いやいや、悪いことはできませんよ、この装置を使えば嘘なんかスグにバレてしまいますよ。

で、これで全て終了。こんな経験、そう誰にでもできるものじゃありませんよ。ある意味、得した気分と思わなくちゃね。 これだけの最先端の技術を使って、最高の頭脳を使って治療してくれるのだから、きっと良くなります。

さて、明日、口腔ケアがあって、主治医の手術の説明があって、いよいよ週明けには手術です。 ブログはペースダウンすると思います。もちろん、術後の2、3日はお休みします。 ただ、これまでの内容だけでも同じような境遇にある方の少しでも参考になったのではないでしょうか。 術後も少しずつ更新していきたいと思いますし、それを励みにしたいと思います。

術後には、もしかすると生まれ変わっているかも知れません。 私の世代だと、キカイダーを連想します。MR.BRAINのキムタクでも良いです。スーパーマンでも良いです。いや、普通の元通りの私で良いです。でも、人の役に立ちたいですね。

これまでにいろいろと応援して下さった方、ありがとう。 頑張ります。


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