あの世行き

「今日乗ったバス、【あの世行き】だった。」

昼間に【相鉄線二俣川駅行き】のバスに乗った次女が言っておりました。
そう、時間によってあの路線は･････
病院を目指すお爺さんとお婆さんで全席優先席となっております。

僕がこの地に引っ越してきた頃、
環状２号線開通に伴って、新築マンションがいくつも建ち、
若い世代が増えたことで、公園には子ども達がいっぱい遊んでいました。

あれから２５年･･････子どもの姿はめっきり減り、町の高齢化を感じます。


例えば、僕の日課である朝のジョギング。
6時過ぎに外に出ること自体が、僕がすでに高齢化しているという話ですが、
公園には６時半のラジオ体操に標準を合わせたお年寄りが集結して参ります。

ゾンビのように何処からともなく現れる、若干ガタピシした人々。
広場中央にセットされたラジカセを取り巻くように集まります。

「ラジオ体操第一～！腕を前から大きく上げて、背伸びの運動から～1，2，3，4」
体操もかなりガタピシしていて、音が無かったら何だかさっぱりわからないでしょう。


僕は思いました。
「これ、どっかで見たことある。」

僕はその集会の横を走り抜け、帰り道で思い出しました。


「そうだ！あれはスリラ－だ。　うっ！だっ！」
マイケルもびっくりの「早朝スリラ－」であります。



15年後、僕も仲間入りさせて頂こうかと思いますので、怒らないでね。