「よぉ~っこいしょっ!」
深夜の仕事帰りのバス、
いまどき珍しいぐらいに酔っぱらった人が乗り込んできました。
もうほとんど志村けんのコントです。
「あり?お財布どこだっけ?ありあり?」
普通、この疲れた時間帯には非常に迷惑な客であるわけですが、
余りにも見事に酔っぱらっているので僕は「ぷっ」笑ってしまいました。
そして、カバンをほぼ逆さにしてやっと財布を出し、
「お兄さん、桜ヶ丘までね。」
このバスは、行き先を運転手に言うシステムですが、
客が言ったのに対し、うんともすんとも言わない感じの悪い運転手がたまにいます。
今回がそれでした。
「あれ?お兄さん大丈夫~?桜ヶ丘って言ったの聞いてた~?」(ものすごくにこやかに)
「そうだそうだ!言ったれ!言ったれ!」
気が付いたら僕は心の中で彼を応援していました。
僕も、返事くらいしなさいよって言いたいけど、
周りから「やだ、あの人、雷おやじだわ。」と思われたら恥ずかしいのでしません。
バスが発車してからもその酔っぱらいは、
「あり?もう桜ヶ丘過ぎちゃったかな?ありあり?」
「ここは何処?私は誰?なんちゃって。」
終始上機嫌でありました。
「桜ヶ丘はね、次の次ですよ。」
品のあるおばあちゃんが教えてあげると、
「あ、ありがとうごさいます。」と割とちゃんとしてました。
そう、あのおばあさんも心の中で「言ったれ!言ったれ!」思ったんですねきっと。
深夜の仕事帰りのバス、
いまどき珍しいぐらいに酔っぱらった人が乗り込んできました。
もうほとんど志村けんのコントです。
「あり?お財布どこだっけ?ありあり?」
普通、この疲れた時間帯には非常に迷惑な客であるわけですが、
余りにも見事に酔っぱらっているので僕は「ぷっ」笑ってしまいました。
そして、カバンをほぼ逆さにしてやっと財布を出し、
「お兄さん、桜ヶ丘までね。」
このバスは、行き先を運転手に言うシステムですが、
客が言ったのに対し、うんともすんとも言わない感じの悪い運転手がたまにいます。
今回がそれでした。
「あれ?お兄さん大丈夫~?桜ヶ丘って言ったの聞いてた~?」(ものすごくにこやかに)
「そうだそうだ!言ったれ!言ったれ!」
気が付いたら僕は心の中で彼を応援していました。
僕も、返事くらいしなさいよって言いたいけど、
周りから「やだ、あの人、雷おやじだわ。」と思われたら恥ずかしいのでしません。
バスが発車してからもその酔っぱらいは、
「あり?もう桜ヶ丘過ぎちゃったかな?ありあり?」
「ここは何処?私は誰?なんちゃって。」
終始上機嫌でありました。
「桜ヶ丘はね、次の次ですよ。」
品のあるおばあちゃんが教えてあげると、
「あ、ありがとうごさいます。」と割とちゃんとしてました。
そう、あのおばあさんも心の中で「言ったれ!言ったれ!」思ったんですねきっと。
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