心穏やか委員会

笑い飛ばせば気分は上々。

ハ-ドラックウ-マンな母

2013年06月07日 | ご幼少のみぎり
KISSのhard luck womanを聞くと母を思い出します。

(peter criss が一番好きでした。最初のソロアルバムはおふくろが買ってくれたなぁ)
「ハ-ドラックウ-マンって私の事ね」よく母が言っていました。
英文タイピストだった母は、僕が洋楽に夢中になる事に理解がありました。

早くに両親を亡くし、夫(僕の父ね)にも先立たれ
残されたジジババ見送って、馬鹿息子二人仕上げて、大変な人生です。
とても僕には真似できない。

母は、とにかく優しくて冗談好きでした。
ちょっとやそっとの事は笑い飛ばし、結構人に慕われるタイプだと思います。
そして天然キャラでよく笑かしてもくれました。

母はいま、特別養護老人ホームで静かに余生を送ってます。
10年前ぐらいから認知症を患い、今では僕の顔もわかりません。
認知症になり始めた時「私、ボコンボコンにボケちゃった。凹むわぁ」
と笑い飛ばしてたっけ。

今に至るまでには、それなりの修羅場もありました。
とにかく徘徊は凄かったし、参ったな。
かなりの長距離ランナ-で、早朝出掛けてとんでも無い所の交番から連絡ありました。
僕の携帯の電話帳には「山手、磯子、金沢警察」物騒な名前が並んでいます。

発見された時は、決まってカバンにフライパンと小銭を入れて
道々つんだ雑草とは思えない、どこぞの立派なお庭から拝借したであろう花を持っていました。
「なはははははは・・・・( ̄ロ ̄;)」笑うしかありません。

そう、母のように「笑い飛ばせば多少の苦難は乗り越えられる」
この時に実感したような気がしました。
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