心穏やか委員会

笑い飛ばせば気分は上々。

嫌いなもの

2016年03月03日 | 日記
「食べ物の好き嫌いありますか?」
「この世に、セロリとカラオケなんて無くなってしまえと思います。」

わたくし、長年このように答えておりました。

でも、待てよ。
セロリだって喉を通らない訳じゃない。漬け物はまあまあだし。
カラオケだって、許してもらえない時は、恥を忍んで一曲ぐらいは何とかできる。

ん~絶対無理なもの・・・・・あったかなぁ。
そうだ!あった!「柳川鍋」
あれ絶対無理。

それは・・・・
ご幼少のみぎりに飼っていたドジョウのどじょちゃん。
とっても長生きで、3年ぐらいはお世話したはずです。

大きな水槽に金魚と同居し、平和に暮らしていたどじょちゃん。
私の祖母が「綺麗だから買ってきた。」と鯉の稚魚を水槽に入れてから、
彼の人生は、急激に暗転してしまったのです。

その鯉はみるみる大きくなり、身体が水槽いっぱいに。
そう、それだけ大きいと腹も減ります。
なんと、同居人(同居魚?)に対し残虐な行為を始めるようになったのです。

「ババァ!てめえ、このシ-ラカンスみたいなの何とかしろよ!」
というほど、私もグレてはいませんでしたし、
まさか、ル-ムメ-トの先輩であるどじょちゃんには手を触れない(口?)
と信じておりました。

しかし、弱肉強食の世界は厳しい。
ある朝、鯉のし-らに丸飲みされ、そのシッポが口から出てるじゃありませんか。
「しぇぇぇ・・・・・」
小学生の僕を打ちのめすには、十分な光景でした。

程なく、し-らも水槽内のUタ-ンが難しくなり、あの世に召されましたが、
何ともやりきれない気持ちに変わりはありませんでした。

~んと、長くなりましたが、

このような事から、あの残酷極まりない「柳川鍋」は、
ひと欠けらも食す事はできません。

そう、好き嫌いのレベルじゃなくて、一度も食べた事ないのです。

これから好き嫌いを聞かれたら、
間髪入れずに「柳川鍋」とお答えしよう。  うん。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする