斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

新可児駅

2010年12月09日 23時10分34秒 | 鉄道
 先日の記事で吉良吉田駅を取り上げましたが、今回はその続編で
 新可児駅
 を取り上げます。新可児駅は吉良吉田駅と同じく中間改札口がある駅です。新可児は広見線の途中駅ですが、線形の関係でスイッチバック構造となっており、2面3線のホームを持っています。JR東海の太多線可児駅に隣接していて、乗り換え駅としても機能しています。
 広見線では2008年6月のダイヤ改正で、新可児で系統分割され、広見線の末端区間である新可児~御嵩間の列車がワンマン化されました(朝はツーマン)。その時に新可児駅に中間改札口が設けられました。


 新可児駅の
 中間改札口
 です。片面使用の1番ホームを御嵩方面専用とする形となっています。吉良吉田と同じく自動改札機と窓口が設けられています。中間改札口が設けられたのは新可児~御嵩間がトランパス非対応になったことによるものです。それと同時に明智と御嵩が無人駅になり、新可児を除く全駅が無人駅になりました。


 1番ホームから中間改札口を眺めた時のものです。御嵩方面から新可児で下車するときは
 2回改札口を通る
 必要が生じました。一つの駅で2度改札口を通るケースって、意外と多いですよね・・・。名鉄では新可児、吉良吉田の他に大江も該当しますし、JRでも和田岬線の兵庫駅も同様なケースです。


 新可児名物の
 行灯式ホーム案内表示
 です。新可児での系統分割によって犬山方面は2・3番、御嵩方面は1番のみ表示となりました。因みにかっては御嵩方面では1番と2番で表示されていましたが、2番が消されています。


 新可児~御嵩間で用いられる
 6000系
 です。新可児~御嵩間のワンマン化に合わせて6000系のワンマン対応車を投入しましたが、車両そのものは蒲郡線で使用されていたものを回しています。これは2008年6月ダイヤ改正で蒲郡線のワンマン列車の運行区間が吉良吉田~蒲郡間に短縮されたため、浮いた車両を広見線に回したという形になります。しかし、1編成しかいない関係で検査時は非ワンマン車が車掌乗務の上で投入されます。
 しかし、広見線新可児~御嵩間は乗客減から廃止危機のようです(蒲郡線も同じですが・・・)。


 2・3番線ホームから見た1番ホームです。新可児駅は2面3線ですが、かっては1番ホームと2番ホームの間に線路が敷かれていて、それを撤去した跡が残っています。よく考えてみれば、御嵩方の1番ホームは片面使用ホームで、中間改札口の設置にあたって、新可児のホーム配置を上手く使っているように感じました。吉良吉田も旧三河線ホームを上手く使っていますね・・・。


 新可児~御嵩間が系統分割される前の2006年に神宮前で撮影したものです。この列車は
 急行御嵩行き
 ですが、当時は朝夕を中心に名古屋方面と直通運転が行われていました。急行御嵩行きとは聞こえがいいのですが、急行区間は犬山までで、広見線は普通列車として運行していました。特に2001年までは途中の明智で八百津線が分岐していただけに、新可児~御嵩間の凋落ぶりは凄いものです・・・。

 新可児駅も吉良吉田駅と同じくホーム配置を上手く使って中間改札口が設けられている事がわかります。しかし、中間改札口の設置そのものはローカル線の状況を示しているようにも見えますね・・・。

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